蟹座は古くから月と密接な関わりを持つ星座として知られてきました。
そこから、「蟹座と相性が良い石はムーンストーン」と言われることがありますが、実はムーンストーンも蟹座の星座石の一つに数えられています。
「蟹座の星座石には何があるの?」、「蟹座はパールが良いって聞くけれど、パールも星座石なの?」
こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、蟹座の星座石について詳しく解説していきます。
星座石で蟹座の石は
星座石で蟹座の石といえば、やはり代表格は「ムーンストーン」になります。
元々、蟹座という星座の守護惑星は月で、蟹座は特に他の星座より月の影響を受けやすい性質があります。
「満月の夜に夜道を散歩していたら、なんだか元気になれた」
「月の光が明るい夜道を歩いていたら、エネルギーが高まるのを感じた」
こういった不思議体験をなんとなくでも感じたり、経験したりしている蟹座の方は多いのではないでしょうか。
パワーストーンにおいても、月の影響をダイレクトに受けるムーンストーン、そしてムーンストーンと同じ属性(長石類)のラブラドライトは、蟹座の強力な星座石として働きかけてくれます。
月のエネルギーを上手く感じられない人には月のエネルギーを増幅させ、逆に月のエネルギーを強く感じてしまう人には月のエネルギーを抑制するなど、月のエネルギーのコントロールもムーンストーンはお手の物です。
蟹座の他の星座石は、蟹からも連想できるように、水や海と関連が深いもの、月と関連深いもの、またそのカラーのものになっています。
パール、アクアマリンを筆頭に、ミルキークォーツ、セレナイト、ブルーアゲート、エメラルドが蟹座の星座石として知られています。
星座石でパールの意味とは
星座石におけるパールについてみていきましょう。
パール(真珠)はそもそも鉱物なのかという話がありますが、パールは生体鉱物という部類の鉱物に分類できます。
貝が自分の中に入ってきた異物に対し防御反応として分泌するエキスとミネラルが長い年月をかけて何層にも重なり、出来上がったものがパールです。
パールは、貝という一つの生命体が生きていく中で自然と生み出す産物であり、山や洞窟の中で長い年月をかけて生成されるクリスタルとはまた違ったエネルギーを持つのです。
そもそも、パールは自分を守るために分泌されるエキスから生まれたものでもあることから、非常に強い防御作用をパール自身も持っていると言われています。
そこから、パールには破邪の効果、防衛効果、保護効果などがあると言われます。
ところで、パールには別称があることをご存知でしょうか。
「涙の象徴」、「月の雫」
こんな素敵な別称を持っています。
特に、「月の雫」という別称は、月と縁が深い蟹座の守護石にぴったりの名前ですね。
「涙の象徴」というのもよく言われています。
そこから、冠婚葬祭のどの場面でもフォーマルに通用するアイテムとして、今なお多くの方が愛用しています。
以下、パールの意味と効果をまとめています。
<<パールの意味>>
「純潔」、「無垢」、「富」、「長寿」、「円満」、「健康」
<<パールの効果>>
・持ち主の成長を後押しする
・強い保護効果
・悪いものを寄せ付けない
・良縁を呼び込む
・緊張を和らげる
・ストレス緩和
・プレッシャーから守る
・家族の絆を深める
・活力を与える
星座石でアクアマリンの意味は
星座石でアクアマリンの意味についてみていきましょう。
アクアマリンは、太陽神アポロンの妹である「月の女神アルテミスの石」と言われる宝石です。
これまで何度も繰り返し述べてきていますが、蟹座は月と縁が深い星座だけに、「月の女神の石」は蟹座の星座石に相応しいと言えます。
蟹座の石という時に、実はあまりアクアマリンの名は聞かれないので、正直なところ「なぜアクアマリンなの?」と思われていた方も多かったでしょう。
「蟹―海(水)―アクアマリン」という連想、「蟹座―月―月の女神(アルテミス)―アクアマリン」という連想、どちらも「なるほど」と思えたのではないでしょうか。
さて、そのアクアマリンの意味ですが、やはり「海のようなエネルギー」が主軸にあります。
広く、どこまでも続く海のような、懐の深い寛容さを引き出すのを得意とし、持ち主に優しさをもたらしてくれます。
<<アクアマリンの意味>>
「寛容」、「博愛」、「献身」、「優しさ」、「愛」、「和解」
<<アクアマリンの効果>>
・悲しみを癒す
・失恋の痛みを癒す
・航海のお守り
・柔軟な心を育む
・清らかな心を育む
・寛容さを引き出す
・感情を安定させる
・精神を安定させる
・献身的な愛情を引き出す
・感受性を高める
・創造性を高める
まとめ
蟹座(6/22-7/22)の星座石についてみてきました。
蟹座は月と非常に強いコネクションを持つ星座ですが、その蟹座を守護する星座石がこれほどまでに月と関連深いものだというのは非常に興味深いです。
ムーンストーン(月長石)、パール(「月の雫」)、アクアマリン(「月の女神の石」)、蟹座の星座石の代表格には全て「月」がつく名称別称があったのです。
蟹座になったとされるギリシャ神話に登場する大蟹のカルキノスは、ヘラクレスの足を切ろうとし、逆に踏み潰されあっけなく死んでしまうという、星座話史上でももっとも登場時間が短いキャラクターです。
カルキノスの過去や不幸を繰り返さないようにと、蟹座の星座石を並べて見るに、強力な月の加護が与えられているようでもあります。
ムーンストーンは特にそうですが、アクアマリンやパールも、月の光に当てることでエネルギーを増幅させることができるので、浄化ついでに石の月光浴もしてみてはいかがでしょうか。