1月の誕生石として有名なのはガーネットです。
「1月の誕生石=ガーネット」という認識が広く浸透していますが、ガーネット以外にも1月の誕生石はあるのでしょうか。
1月の誕生石であるガーネットの意味ってなんだろう、1月の誕生石を詳しく知りたい!という方も多いでしょう。
今回は、1月の誕生石について、特に有名なガーネットの意味について詳しく見ることはもちろん、他に1月の誕生石があるのかどうかについても解説していきます。
1月の誕生石の宝石とは
1月の誕生石の宝石は、ズバリ「ガーネット」だけです。
誕生石には色々あり、各月に2、3個登録されていることがほとんどですが、1月に限ってはガーネットだけです。
さらにいえば、万国共通でガーネットだけなのです。
誕生石は各国で異なることも少なくないのですが、1月に限ってはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、ブラジル、日本、どこでもガーネットだけが誕生石として登録されているのです。
ルビーとはまた異なった、落ち着きのある赤色が美しいガーネットですが、どんな意味を持つ石なのか気になりますね。
次のところで詳しくガーネットの意味や効果をみていきましょう。
1月の誕生石、ガーネットの意味とは
1月の誕生石であるガーネットの意味は、「友愛」と「忠実」です。
ガーネット、和名を「ザクロ石」というこの石は、古くから「友愛の石」として大事にされてきました。
友人や恋人との仲を深めてくれる石として知られ、本当の友情や本物の愛を欲している時に持つと良いといわれています。
また、ガーネットには「光」や「導き」といった働きも期待されます。
古くは、ノアの方舟でガーネットが暗闇を照らす光として船に付けられ、皆を導いたという伝説も残されています。
そこからガーネットは光のシンボルとしても用いられることがあります。
古代スカンジナビアでも、ガーネットは導く力があるとされ、死者がヴァルハラに迷うことなく辿り着けるよう導くのはガーネットだといわれていました。
そのため、高貴な死者、正直者の死者には必ずガーネットが一緒に埋葬されたそうです。
このように、ガーネットには「導き手」としての優れた力が認められることから、人生においても導き手として大いに役立ってくれるといわれます。
ところで、ガーネットには30以上の名称があるってご存知ですか。
実は、ガーネットという名称も特定の石を指すものではなく、14種ある鉱物のグループ名なのです。
ガーネットは様々な色味があり、色によって名称が変わってくるのですが、1月の誕生石としてのガーネットは赤色のものになります。
赤色のガーネットは、スペサルティンガーネット、アルマンディンガーネット、ロードライトガーネットなどと呼ばれます。
ガーネットは一般的に赤色が主流なため、緑色のいわゆるグリーンガーネットと呼ばれる種類のものは希少性が高くなっています。
<<ガーネットの意味>>
「貞操」、「真実」、「友愛」、「忠実」
ヴィクトリア王朝時代の女性は、未亡人になった際に亡き夫に永遠の忠誠と愛を誓うためにガーネットのジュエリーを身に着けたといいます。
<<ガーネットの効果>>
・誘惑に打ち勝つ強さと勇気を与える
・絆を深める
・生命力を高める
・忍耐力を養う
・愛を育む
・正しい方向へと導く
1月の誕生石はガーネット以外はある?
1月の誕生石はガーネット以外にあるのかどうか疑問に思われていた方も多いでしょう。
最初のところでも述べていますが、1月の誕生石はガーネットだけです。
誕生石一覧を眺めてみても、誕生石が1つしか登録されていない月というのは大変珍しいです。
しかし、ガーネットと一言でもガーネットはグループ名であり、その下には14種類の鉱物があるという話を先に述べました。
特に有名なガーネットの種類には次のものがあります。
・デマントイドガーネット
・グリーン・グロッシュラーガーネット(別名ツァボライト)
・スペサルティンガーネット
・ロードライトガーネット
・アルマンディンガーネット
ちなみに、上に記した順は希少性の高い順になります。
つまり、宝石としてより高価な価値があるのはデマントイドガーネットということになります。
一般的に出回っているガーネットはアルマンディンガーネットで、あまり品質の良いものは産出しないそうです。
ロードライトガーネットもよく目にしますが、黄色味やオレンジ色味が強いスペサルティンガーネットはあまり目にはしません。
因みに、パワーストーンブレスレットに使われるガーネットは、アルマンディンガーネットがほとんどです。
まとめ
1月の誕生石であるガーネットの意味、また1月の他の誕生石について解説してきました。
1月の誕生石は、残念ながらガーネット一つだけでした。
しかし、ガーネットには沢山の仲間がいることも分かりました。
色味によってグループ分けされており、その数はなんと14種にもなります。
古くから各国で重宝されてきたガーネットですが、ルビーに比べて希少性も低いことから、比較的よく目にします。
ブレスレットだけではなく、ネックレスやイヤリングなどとして楽しんでみても素敵です。
ところで、チェコはヨーロッパの中でも随一のガーネット産出量を誇っており、ガーネットが国石にも指定されています。
チェコのお土産屋には格安の良質なガーネットアクセサリーがずらりと並んでいます。
チェコに行かれる際にはぜひチェックしてみてください。