赤ちゃんが泣く理由には、いくつかあります。
お腹が空いたり、オムツが汚れたり、暑過ぎたり寒かったり…
お世話していて予想ができる原因以外にも、
「今日はどうしちゃったの?」
とパパやママが動揺してしまうほど、
ぐずりが止まらない日もあります。
日中に受けた刺激が強かった日…
歯が生え始めの不快な時期…
1歳頃からは、言葉でまだ上手に表せない様々な不安や不満を、
入眠間際や寝ている間に発散するかのように泣きます。
眠いのに上手に眠れなくて泣く。いわゆる寝ぐずりです。
そんな時、パパやママはその都度原因を探し、
赤ちゃんを快適な状態にして、
優しい言葉をかけたりさすったり、
おんぶしたり、思いつくかぎりあやすことでしょう。
それでもなかなかすんなり眠ってくれずに途方に暮れた時、
「子供が寝ないなら、ドライブに行くといいよ。」
とアドバイスをもらったことはありませんか?
◎子供が寝ない時、車に乗せると寝るにはちゃんとした仕組みがあった‼
電車や車などの乗り物に乗っていると、
車体の振動から不思議な心地よさを感じ、
眠くなかったはずがいつの間にか
眠りに落ちてしまうことがありませんか?
同じ刺激を繰り返し受けることに慣れ、心地よい動作に感じることー
この現象は一般に「馴化(じゅんか)」と呼ばれます。
乗り物の揺れの他にも、
催眠術師が揺らす振り子を眺めている時…
読んでいる本の内容が難しい時…
目線を左右へ動かす動作の繰り返しで
眠くなっていると言われると、
なるほどと思い当たるのではないでしょうか。
赤ちゃんの揺かごも、
同じ動作を繰り返すことで
眠気を誘う仕組みを利用しているのです。
◎子供が寝ない時、車でドライブに出かけよう
乗り物に乗ると眠くなるのは
大人も同じですから、
もちろんパパやママの体調が
運転に対応できる時に試してみてください。
また、通常のお出かけの際同様に、
出かける前に食事やオムツ替えを済ませ、
必要なアメニティを忘れずに持ってください。
チャイルドシートに乗る時は、
もちろん赤ちゃんはまだ泣き続けていると思います。
「今日は特別に、車でお出かけしてみようか!」
「○ちゃんのお家の周り、夜はどんな風か見に行ってみようか!」
「大丈夫だよ、ちょっと冒険だけど、一緒だから!」
などと、子供がちょっとワクワクするような、
気を引く言い方と楽しげな表情をすることで、
表情が変わって涙が止まるかもしれません。
◎子供が寝ない時、車に乗っても目的地はなくても大丈夫!
およそ1時間、
車窓から見える光景を口に出して話しかけながら、
一緒に行ったことのある公園やコンビニ、
ショッピングモールやレストランを経由して、
ぐるりとドライブしてみてください。
夜間の場合は日中のお出かけと比べ、
車内の音楽やDVD音声は低めに設定すると良いでしょう。
1時間を待たずして、シートの子供はすっかり眠っていませんか?
「確かに車に乗せると寝るんだけどね…」と
その先の言葉を濁す先輩ママの話を聞いたことがあります。
「…寝たと思ったのに、降ろす時に起きちゃうんだよね!」
確かにどんなに慎重を心掛けていても、
チャイルドシートから抱き起こし、
家のお布団まで運ぶ過程で、
子供が目を覚ましてしまうことが多々あります。
夜から朝にかけての睡眠の場合は日中の疲れから、
抱き起こした時に一度目が覚めてしまっても、
もう一度お布団で寝てくれる可能性が高いでしょう。
お昼寝の時間帯にドライブによる寝かしつけを利用する際は、
通常のお昼寝時間以下になってしまうことも想定してください。
それでも親子ともに体を休めることができるなら、
有意義なドライブになること間違いなしです!
ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございました。