こんにちは、二児の子育て真っ盛りのチキンです。
赤ちゃんの離乳食をいよいよスタートする、ステップアップする、
食べ進みがよくないなど、離乳食には悩みがつきものですが、
特に、アレルギーについては、心配される方も
多いのではないでしょうか。
そもそも食物アレルギーとは何なのでしょうか?
私たちの体には、外部から入ってきた有害な細菌や、
ウイルスなどの病原体から体を守る、「免疫」という働きがあります。
食物アレルギーでは、この「免疫」が、本来は無害であるはずの
食べ物に対して、過剰反応を起こしてしまうようになった状態の
ことをいいます。
通常、食べ物は、有害であると判断しない仕組みが
働くはずなのですが、
免疫反応を調整する仕組みに問題があって、
消化・吸収機能が未熟な状態だと、食べ物を異物として
認識してしまい、アレルギー反応が起こることがあります。
これを食物アレルギーといいます。
では、消化・吸収機能が未熟な赤ちゃんの離乳食で、
生で食べることの多い果物は、どのように気を付ければ
よいのでしょうか。
いくつかの果物を例に、みていきましょう。
〈りんご〉
りんごは、食物アレルギーの心配が多いので、
初めて与えるときは加熱しましょう。
りんごには甘みと水分があるので、ほかの食材との
マッチングも◎です。
〈バナナ〉
バナナも、食物アレルギーの心配があるので、
最初は加熱しましょう。
バナナは、そのままつぶせる固さなので、滑らかにすりつぶし、
ヨーグルトなどと一緒に、与えてもよいと思います。
〈桃〉
桃は、バラ科なので食物アレルギーの心配をする方は多いです。
与え始め1か月ほどは、加熱してあげてください。
〈キウイ〉
キウイは、栄養価が高く、食べさせてあげたい果物ですが、
アレルギーを発症することがあるので、最初は加熱し、
徐々に様子を見てください。
◎レシピ紹介! 離乳食で卵白を使ったレシピは
どんなものがある?
離乳食を進めるうえで、卵アレルギーは特に心配されます。
まず段階としては、卵黄だけを与えて、様子を見ながら、
しっかり加熱した全卵を、少量から進めていきましょう。
卵白に含まれるアレルゲンは、加熱してもあまり変わらないので、
焦らず、まずは少量からが鉄則です。
〈オムレツ〉
■材料
・卵
・お好みの野菜
・水 1/4カップ
・めんつゆ 小さじ1
・水溶き片栗粉 小さじ1/2
■作り方
①お好みの野菜を茹で、赤ちゃんが食べられる柔らかさにしておく。
②白身と黄身がしっかり混ざるように、卵をかき混ぜておく。
③フライパンに薄く油を引いて、弱火で温める。
④溶き卵を流しいれ、野菜を加えオムレツにする。
しっかり中まで火を通すこと。
⑤小鍋に、水・めんつゆ・水溶き片栗粉を加えて、あんをつくる。
⑥皿にオムレツを乗せ、上からあんをかけて完成!
◎皆知らない! 離乳食初期におススメな飲み物は?
離乳食初期に与える飲み物は、
・カフェインやタンニンが入っていないこと
・無添加であること
・必ず薄めること
に、気を付けてください。
具体的におすすめできるものは、
白湯・麦茶・果汁です。
白湯は、ミルクと同じように、人肌程度に冷ましたものを
与えましょう。
麦茶は、最初は2~3倍に薄めたものを、
少量から与えてください。
果汁も、2~3倍に薄め、少量から始めてください。
まずは、りんごや酸味の少ない果物から、始めましょう。
甘みがあるので、与えすぎに注意です。
初めての離乳食は、赤ちゃんもお母さんもドキドキです。
しかし、個人差のあることなので、焦らずゆっくりと、
「食事って楽しいよ!」という気持ちを伝えられるといいですね。
読んでいただき、ありがとうございました。