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今回は広島県にある平和記念公園の見どころをご紹介します。

広島ならではの路面電車でのアクセスや平和記念資料館について、解説していきます。

平和記念公園は、広島市の中心部にある公園です。

この後にもご紹介しますが、園内には平和を願う様々なモニュメントや資料館があり学生の頃など一度は訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

園内には、修学旅行生や海外からのツアー客など様々な人がいらっしゃいました。

当時の爆心地からほど近いこの場所は、終戦から80年近く経った今でも当時の悲惨さを物語っています。

次の章では、皆さんに足を運んでいただきたい平和記念公園の見どころについて触れていきます。

 

平和記念公園の見どころは

平和記念公園の見どころを、4つに分けてご紹介していきます。

・原爆ドーム

多くの人が原爆や戦争の恐ろしさに衝撃を受けるのがこの原爆ドームではないでしょうか。


被曝前には「広島産業奨励館」として運用されていたこの場所は1945年に爆心地のすぐ近くで被爆し現在の姿となりました。

爆風は35トンもの圧力を持ち、風速は440メートルという想像もつかないほどの被害で、建物内にいた人々は全員即死だったと言います。

現在でも被爆当時に近い状態で保護されており、訪れた人々にその衝撃を語り継いでいます。

・原爆の子の像

当時2歳で家族と共に被爆し、放射線による黒い雨に打たれながらもその後元気に育っていた佐々木貞子さん。

被爆から数年後、突然数々の体調不良に見舞われ白血病であることが判明したそうです。

闘病中「鶴を千羽折れば病気が治る」と信じていた佐々木さんですが、12歳の若さでその人生に幕を閉じました。


そんな佐々木さんを含め、原爆で命を落とした子供達へ向けて建設されたのがこの原爆の子の像です。

建設費は日本全国の学校やイギリスを始めとする9カ国からの募金で賄われました。

今もなお修学旅行生などが折り鶴を持参し、この場所に平和への祈りと共に捧げています。

・原爆死没者慰霊碑

この慰霊碑は、世界で初めて原子爆弾の被害を受けた広島市を平和都市として再建することを願って建設されました。

アーチの奥には原爆ドームが正面に見えるようになっています。

また内部の石室には亡くなられた方達の名前が刻まれています。

そこにはこんなメッセージも記されています。

「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませんから」

世界でもたった一つの被爆地、広島だからこその強いメッセージが記されています。

 

この場所で、2016年に開催されたG7サミットで広島を訪れた元アメリカ大統領のオバマ氏と元総理大臣の安倍氏が握手していた光景がまだ記憶にある人も多いのではないでしょうか。

 

・折り鶴タワー

折り鶴タワーは、2016年にオープンした広島の新たなランドマークタワーです。

1階にはカフェやショップ、その上にはオフィス街、そして12階からが展望エリアとなっている複合施設です。

12階の展望エリアへは別途入場料が必要となり、大人2,200円となっています。

13階の屋上展望台からは、平和記念公園はもちろん、広島球場など広島市中心部が見渡せます。

この展望エリアには、「おりづるの壁」というものがあります。

平和への願いを込めて作った折り鶴を専用の箱から投入し、この折り鶴が重なった様子がビルの外からも見える仕組みになっています。

最終的には、「折り鶴の壁」が完成する予定になっています。

国籍問わず様々な場所からやってきた人たちが平和への祈りを募らせてこの活動に参加しています。

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平和記念公園へは路面電車に乗って

平和記念公園には、路面電車でのアクセスがおすすめです。

広島には実は日本最大規模の路面電車ネットワークが広がっています。

 

広島電鉄では、広島駅から6路線もの路面電車を走らせています。

広島県民の足となっているだけでなく、観光客にとっても便利かつ広島の景観が楽しめる人気の移動手段となっています。

 

今回、私も広島駅から路面電車で平和記念公園まで行ったのですが移動時間も約15分と快適でした。

 

ただ現在広島駅では、大規模な都市開発工事が行われており乗り場が少し分かりづらくなっているので注意が必要です。

なおこの工事は2025年には完了予定とのことです。

広島駅から原爆ドームまでは、2番もしくは6番の電車でアクセスが可能になっています。

広島市内であれば190円で移動ができ、車内ではI Cカードも使えるので大変便利です。

また昔ながらの路面電車の車両や最新のものまで様々なデザインの車両が市内を走っているので、見ているだけでもワクワクします。

路面電車で平和記念公園だけでなく、宮島方面までへもアクセスできるのでぜひ一度広島での移動手段として検討してみてはいかがでしょうか。

平和記念公園の資料館を拝見

平和記念公園のもう一つの見どころは、やはり平和記念資料館です。

こちらの入園料は、大人200円となっています。

また別途使用料が発生しますが、音声ガイドの貸し出しがありより理解を深めながら館内を回ることもできます。

その言語は、日本語はもちろん英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語など15ヶ国語に渡ります。

実際、館内の展示物にも日本語だけでなく英語の解説がついているので、海外の方もじっくり展示を見られている様子に感銘を受けました。

館内には、当時の原爆による被害を受けた広島市内のレプリカや被爆者たちの着ていた服や所持品などの遺留品が数々展示されています。

展示品は、東館3階から「導入展示」、本館「被爆の実相」、東館3階「核兵器の危険性」、2階「広島の歩み」という順になっています。

記念館に足を運んだのは初めてではなかったのですが、あまりの残酷さに改めて衝撃を受けました。

かなりの展示品があるため、来館される際は十分に時間を取っておくのがいいでしょう。

今回改めて展示物を見て、80年近く経った今だからこそ同じことを繰り返さぬよう、向き合わないといけない歴史と事実が広島にはあるのだなと深く感じました。

まとめ

今回は、平和記念公園の見どころについてご紹介してきました。

路面電車でのアクセスや記念資料館について興味や理解を少しでも深めていただけたら嬉しいです。

今回私はこの平和記念公園に来るのは2回目でした。

ふと大人になった今もう一度足を運ぶべきなのではと感じ、実際に広島まで赴きました。

実際資料館へ足を運び、あらためて衝撃を受けることや気付かされることが多くとてもかけがえのない時間となりました。

折り鶴タワーなど新たなスポットも誕生しているので、一度広島へ行ったことがある方もぜひ広島に足を運んでみてはいかがでしょうか。

以上、広島平和記念公園のご紹介でした。

>>平和記念公園の案内を見る

平和記念公園のグッズはこちら

 

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