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当記事は、富山県下新川郡朝日町にある『小川温泉元湯 ホテルおがわ』のレビューです!

 

ホテル全体の様子をお届けするとともに、目玉である「5つの湯めぐり」や、富山の名水や海産物をふんだんに使ったお食事をピックアップし、『ホテルおがわ』の魅力を目一杯伝えていきたいと思います。

それではどうぞご覧ください♪

 

 

小川温泉 ホテルおがわのレビューです

まずは『小川温泉元湯 ホテルおがわ』の全体レビューからお届けしていきますね。

 

《超秘境!?》

今回私は、新幹線黒部宇奈月温泉駅までシャトルバスでのお迎えをお願いしました。

 

そこからのどかな田園〜山の中を走ること、30〜40分。人気の少ない山奥へ入っていき、渓谷沿いをグングン進みます。

 

朝日ダムを横目に「ダムを超えた!?本当にホテルがあるのかしら・・・」とソワソワしているとトンネルを抜け、その先に突如現れたのが

 

めちゃくちゃ立派な建物でした。つ、着いた・・・!

ホテルの明るい光に、ホッと胸を撫で下ろす私。

失礼ながら「本当にあったんだ、ホテルおがわ!」と思ってしまいました^^

運転手さん、安全運転ありがとうございます。

《お部屋へ》

到着して一安心したところで、湯守の相川さんの手厚い歓迎を受け、るんるん気分でお部屋に♪

今回のお部屋は323号室、

12.5帖のスタンダード和室です。

畳がふわりと香り、自然光を取り入れ照明を控え目にした、とても落ち着きのある空間!広縁からの眺めも抜群です。

 

テレビや金庫、化粧水やアメニティなどの備え付けもバッチリ。

布団は夕食会場にいる間に、スタッフの方が敷いておいてくれるので、あまり荷物を散らかさない方がいいかも^^

お茶請けに置いてあったのは、『ホテルおがわ』推奨の富山銘菓「白海老せんべい」です。「富山湾の宝石」と呼ばれる白海老を使った、香ばしいおせんべい!

ホテルの売店にも置いてあり、お土産に買って配ったら「これ美味しいね」とかなり好評でした^^

 

《選べる浴衣》

エレベーター前の浴衣コーナーで、サイズと柄を選びます。(柄を選べるのは女性のみ)

可愛い柄だらけで迷ってしまいましたが、私はイラストタッチな薔薇がキュートなこの浴衣をチョイス。テンションが上がります〜!

 

ちなみに後ほど紹介する露天風呂(ホテルから徒歩7分)へは、この浴衣を着て行くことも可能です。

 

《ロビーでも楽しめる》

『ホテルおがわ』の玄関をくぐると目の前に広がるのは、ガラス張りの広々としたロビー!

 

ガラス越しに広がる緑と渓流のパノラマ・・・

お部屋だけでなく、このロビーも憩いの場です^^

ロビーにはピアノもあります。小川の清流を見て、ラヴェルの「水の戯れ」がパッと頭に浮かび、ちょこっと弾かせてもらいました。 ここから見える川の流れは、それほどに澄んでいるのです・・(‘▽`)

温泉の醍醐味である卓球もここで出来ます。奥には文庫コーナーもあり、写真集や漫画、絵本なども置いてありました。

また、こんなささやかな催しも!

宿泊客が自由に言葉を絵で繋いでいく「絵しりとり」です。独特なセンスの持ち主や、微笑ましい作品など様々!何よりも皆んなのノリの良さが素晴らしいと思いました^^

 

 

ここは高松宮殿下や高円宮憲仁親王、梅津栄氏らと縁があるようです。冒頭で小川温泉は秘境と紹介しましたが、同時に名湯であることも間違いありませんね!

 

 

 

ロビーでは、こんなに小さなスタッフが頑張っている姿も見られます。

彼の名は、「湯〜太郎くん」。ホテルの清掃美化に努める働き者だそうです^^

《売店》

ロビーの横にある売店では、先ほど紹介した白海老せんべいの他に、地元の銘菓や調味料、ご飯のお供、入浴剤などを販売しています。

アイスクリームボックスの中には、富山県&朝日町産の特性ジェラートが!

にんじん、さつまいもというのは分かりますが、「ひすいジェラート」とは・・・?

どうしても気になり、お風呂上がりに購入して食べてみました。

朝日町には「翡翠海岸」と言って翡翠が打ち上げられる海岸があり、「ひすいジェラート」はそれをイメージしたもの。

透き通る緑色のカケラは「大むら菓子本舗」のヒスイ羊羹、点々と見える粒はワカメのペーストだそうです。

 

あまじょっぱく、ゴロッとした羊羹の食感が面白い新感覚のジェラート!これはぜひ多くの人に知ってもらいたい一品です。

 

《飲泉所》

玄関左手の飲泉所では小川温泉の源泉を汲むことができ、ペットボトルに詰めて持って帰る人もいるのだとか。

 

湯守さんによると「コーヒーを淹れたり、塩分があるのでおじやにしたりすると美味しく、1ヶ月くらいは保存できますよ!」とのことだったので、

早速汲んで、飲んでみました。

なるほど、確かに「炭酸水素塩泉」とだけあって、そのまま飲むと塩気を感じます。自宅でお粥にしてみると、絶妙な塩分がお粥にぴったりでした♪

 

《おがわ新聞》

フロントで受付を済ませた時にいただいた「おがわ新聞」。ホテルの案内の他におすすめのお土産や温泉の泉質についての解説も載っています。

 

宿泊者の名前入りで、読んでいてすごく愛着の湧く新聞です^^

 

 

5つの湯めぐり、小川温泉元湯 ホテルおがわの紹介♪

「5つの湯めぐり」は『小川温泉元湯 ホテルおがわ』の最大の魅力!温泉好きの私はもちろん全制覇しました♪

 

ここでは「5つの湯めぐり」の様子をレポしていきますね。

 

【小川温泉の5つの湯 一覧表】

① 天然洞窟野天風呂

混浴

ホテルより徒歩7分・冬季閉鎖

② 野天風呂蓮華の湯

女性のみ

ホテルより徒歩7分・冬季閉鎖

③ 露天岩風呂

男・女

2F・通年

④ 檜桶露天風呂

男・女

1F・通年

⑤ 大浴場

男・女

1F・通年

 

《野天風呂へ・・・》

  • ②の野天風呂は、ホテルから徒歩7分。

 

案内に沿って、遊歩道を歩いて向かいます。

5月8日。天気が良く爽やかな陽気だったので、散歩気分で楽しみながら♪ 山に囲まれているので空気も美味しいです。

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野天風呂は、川の向こう岸!「ゆのせばし」を渡っていきますが、

橋からの景色がたまらなく、足を止めてしまいました

 

小川温泉の川の落差工はとっても風流で絵になるのですが、この橋からはそれを見下ろすことができます。落水の音と相まって、迫力満点です!

そのまま遊歩道を道なりに進んでいくと、小川の源泉を守る可愛いお地蔵様に会えます。

 

写真左手の階段を登ると①洞窟野天風呂、木札の方へまっすぐ進むと②蓮華の湯です。

 

  • 洞窟野天風呂】

ここは混浴のため、入浴の際は湯浴み着が必要になります。

湯浴み着は玄関に置いてあるので、洞窟野天風呂を利用する時は忘れずに持っていきましょう♪

 

さて、洞窟は洞窟でも、ここは湯の花が固まってできた洞窟!奥の方からはチョロチョロと小川の源泉が注いできます。

 

洞窟風呂のある宿って色々ありますが、これほど自然に形成されたままの洞窟温泉はなかなかないのでは・・・?5つの湯の中で、一番インパクトの強かったお風呂です。

 

湯の花に背をあずけ山と川を眺めるも良し、洞窟側に目を向けてその神秘を存分に味わうも良し!

 

  • 蓮華の湯】

「蓮華の湯」は女性専用のため、5つの湯の全制覇できるのは女性の特権なのです☆

囲いの中が脱衣所&野天風呂。

 

ここはとにかく、眺望が素晴らしい野天風呂です。小川温泉を囲む大自然が、目の間にドーン!という感じ(?)筆舌に尽くし難い開放感があります。

囲いの外からですが、お風呂の中と同じようなアングルでその景色を撮影してみました。雪解け水が音を立てて勢いよく流れていき、まるで飛沫が飛んできそう!

 

のぼせなかったら、いつまでも温泉に浸かって見ていたい風景です。

 

あまりにも眺めが良いので、向こう岸から見えないのかなー?なんて心配になりましたが、一緒に入浴した常連さんによると滅多に人は通らないようです。

ちなみに、これだけ自然が豊かなので「熊とか出ないのかなー?」と気になって聞いてみたところ、その常連さん曰く「熊は出たことないけど、猿はたまに来る」とのこと!でもじっとしていれば悪さはしないそうです。

 

帰り道は遊歩道の下の川縁を歩いてみました。

 

《館内3つの温泉》

  • 露天岩風呂】

湯煙が立ち込める岩風呂は、趣に溢れています。「露天風呂といったらやっぱり岩風呂だよね!」という感じで、夜は吊るし行灯が灯って美しいです。

 

半露天という感じなので、雨でも安心。屋根のない部分で横になると、夜空をまっすぐ見上げることができます。朝日を浴びながら入るのも最高に気持ちいいです。

 

すぐ横を川が流れているので、そのせせらぎに耳を澄ませながら・・・気持ちよくて、眠ってしまいそうになりました^^

 

  • 檜桶露天風呂&⑤大浴場】

④⑤は繋がっています。

 

檜桶露天風呂は、総檜づくりの丸く大きな浴槽。湯煙と一緒に檜の香りが漂っています。屋根付きで窓がないタイプの半露天で、檜桶にもたれながら渓流を眺めてゆったりとできるお風呂です。

 

朝は清々しく、夜は灯りが檜に反射して、温かみに溢れています。お湯の温度が他の4箇所に比べてやや熱めかな?という印象。でも熱湯好きの私にはドンピシャでした^^

 

景色とムードが良いのでつい長湯してしまいそうになりますが、気持ち早めに上がるのがベターかな?

 

大浴場はシンプルですが広々!全面ガラス張りなので、内湯だけど開放感があります。

 

底が上がっているところがあって、ちょうどそこが寝湯にピッタリな深さになっているので、横になって景観を楽しみながらゆっくりさせてもらいました^^

 

シンプルイズベストという感じで、お湯の質を一番しっかり味わえたお風呂かもしれません。

浴室内の撮影はできないので、浴室近くの窓から似たようなアングルでパシャリ。野天風呂に向かうときに渡った橋が写っていますね!

大浴場を出たところの休憩スペースでは、「北アルプスの麓から湧き出たおいしい水」が飲めます。お風呂上がりに飲むと尚美味しさ増し増しです♪

《泉質と効能》

全てのお風呂が源泉掛け流しの『ホテルおがわ』。

泉質

ナトリウムー塩化物・炭酸水素泉

PH

6.79

 

この泉質による効能が、バッチリ感じられました。

私が顕著に感じたのは、

 

★保湿効果

(入浴後も肌がつっぱらず、化粧水をつけるのを忘れるくらい)

★温熱・血行促進

(肌がピンク色に!炭酸泉が血流を促すらしい)

★気管支症状の緩和

(花粉症によるせき喘息が和らいだ!)

 

上記の3点です。美容にも健康にも嬉しい効果が感じられました^^

他にも神経痛や冷えの改善、飲用なら消化器症状や糖尿病への効果があると言われているようです。まさに万能薬!

 

 

 

ホテルおがわの料理も堪能♪

『ホテルおがわ』は料理にもこだわりアリ!

富山湾の海の幸と、北アルプスの恵の水が使われた贅沢なお食事はこちらです♪

 

《夕食》

ほたるいか酢味噌和え、鶏松風、梅貝など。

味よし見た目よしの、バラエティ豊かな前菜です♪

中央は富山名物として有名な鱒寿司で、さすがの美味しさ。上品な脂に酢飯が効いていて「もっと食べたーい!」っておかわりしたくなりました(笑)

(左)ガンドブリ、甘エビ、昆布締めなどのお作りは、甘くてトロットロ。

(右)名水ポーク豆乳あんかけ、柔らかくクリーミーです。

 

うなぎ柳川鍋。出汁が効いていて鰻も肉厚です。

立山ポーク糀焼き。

豆乳あんかけもそうでしたが、立山ポークってすごく美味しいブランドなんですね!とにかく柔らかく、糀や玉ねぎの甘さと相性ピッタリです♪

 

海老天ぷら 海洋深層水塩

これはぜひ、塩で食べて欲しいです。すごく旨みがあるので!

ぷるんとした海老とサクサクの衣も、そのままの食感で味わえます^^

 

釜飯、香物、お吸い物。

釜飯とお吸い物には、富山湾の宝石・白海老が使用されていて、殻まで丸ごと食べられます。

デザートはわらび餅とプチケーキ。甘すぎず、贅沢なお食事の締めにちょうどいいボリュームでした^^

《朝食》

朝食はサラダや刺身こんにゃく、煮物などを盛り合わせた健康的な和膳。野菜が不足しがちな旅行中でも安心の嬉しいメニューです♪

ご飯のお供の海苔は、北陸名物の味付け昆布。

 

汁物は鱈汁鍋で、これもまた出汁が深〜くて、最後の一滴まで残さず飲み切りました(笑)

地元朝日町産のこしひかりは、ふっくらツヤツヤで甘みもたっぷり!

焼き物は温泉カレイ、シャケ、だし巻き、きんぴらなど。お夕飯はお刺身だったので、ホクホクの焼き魚がまた新鮮に感じました。

デザートにヨーグルトも県内産だそうです。食感はもったり、でも味わいはスッキリ。

 

《銘酒も味わえる》

私はお酒が強くない上に、たくさん温泉に入りたかったのでお酒を控えておきましたが、『ホテルおがわ』には地元産の銘酒が取り揃えられています。

 

《新鮮な魚介!》

お食事会場に向かう廊下の途中で、生簀を発見!

新鮮な魚介類が、今か今かと出番を待ち構えながらうごめいていました^^

 

 

まとめ

 

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

 

私が利用したのはたったの1泊でしたが、それでも語り尽くせないほどの魅力を感じたホテル・・・それが『小川温泉元湯 ホテルおがわ』です。

 

・5つの湯めぐり

・富山名産・名水を使った料理

『ホテルおがわ』を代表する特色としてこの2点をピックアップしましたが、

 

・おっとりと優しいスタッフの方々

・北アルプスの麓の景観美

による癒し効果も大きかったと振り返ります。

 

心身ともに染み渡る至福の時間・・・『ホテルおがわ』で過ごした一夜は代え難い思い出となりました^^

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