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当記事では、『金沢湯涌夢二館』のレビューを写真とともにお届けしています。

 

面白かった展示や企画、フォトスポット、お土産、お得な情報などを紹介していますので、これから訪れる予定の方や、興味のある方はぜひ参考にしてみてください♪

 

この美術館があるのは「金沢の奥座敷」と呼ばれる湯涌温泉。大正ロマンを代表する画家・竹久夢二が、最愛の恋人・彦乃とともに人生で最も幸せな時を過ごした場だと言われています。

 

金沢駅からはバス・タクシーで約40分ほどで、美術館のそばには夢二が滞在した「お宿やました」や、彦乃と歩いた林道もありますよ^^

 

 

金沢湯涌夢二館のレビューです

それでは『金沢湯涌夢二館』のレビューをご覧ください。まずここでは、お得な情報やプレゼントが貰える企画についてご紹介します^^

 

《受付で「湯涌なる」と言うと・・・?》

―湯涌なる山ふところの小春日に

眼閉じ死なむとききみのいるなりー

この短歌は、夢二が彦乃を想って詠んだもの。

 

受付の際は、ぜひ冒頭の「湯涌なる」を唱えてみてください!

なぜかというと・・・

この合言葉を伝えると、こんなに可愛いしおりをGETできるからです♪

 

ちなみにこの情報は、夢二と彦乃が滞在した旅館「お宿やました」で得ました。「お宿やました」に宿泊した旨を伝えると、入館料も割引に!

 

《夢二クイズラリーに挑戦♪》

全8問のクイズラリー。答えは館内の展示の中にあります。

よーし、頑張るぞ!

夢二ファンなら「知ってるよ♪」という初級問題から、ちょっとコアな上級問題もありました。

 

回答用紙を受付で渡すと、

夢二コースターが手に入ります。やったね♪

しかし、とても濡れたコップなんて置ける気がしません(笑)

 

《塗り絵体験》

1Fロビーに設置されている、大人も子どもも楽しめる塗り絵コーナー。

私も童心に帰ってやってみました^^

そして、これもまた受付に持って行くと・・・

ミニタオルが貰えます。

 

(ちなみに、ここまでに紹介した記念品は全て2つずつですが、

私と母の2人分です。記念品は1人1つずつなので、ご承知おきください♪)

 

 

金沢湯涌夢二館を写真と共に紹介♪

『金沢湯涌夢二館』は、写真撮影OK!

ということで、ここからは面白かった展示や、フォトスポットなどを写真とともに紹介していきます。

建物の前にある野外ステージ。よく見ると柱は夢二の苺柄です。正面のガラス板には、「湯涌なる〜」の短歌&湯涌温泉と女性を描いた「湯の街」の絵が施されています♪

夢二の胸像。口髭がないので、若い頃のかな?若い頃の夢二は、俳優の高橋一生さんに似ていると囁かれています^^

ガラス張りなので、展示の一部がチラッと見えて興味をそそられます。さぁ、中に入ってみましょう。

奥にあるテーブルは塗り絵コーナーです♪

ん?写真中央に何か見覚えのあるものが・・・

あっ、夢二の代表作「黒船屋」の人形が!

ここはフォトスポット。黒猫を抱いた夢二式美人の隣に座って、ツーショットが撮れるようになっています^^

 

映像コーナーの前には、夢二の息子・不二彦と思しき人形も。

 

映像コーナーでは、夢二の生い立ちや女性関係、湯涌温泉での思い出などを各5分ほどで解説したムービーが見られます。(全8本)

さて、ここからは展示内容に触れていきますね。

まずは1F常設展から!

 

ここにはたまき、彦乃、お葉という3人の女性に関する資料を中心としたコーナーが用意されています。

 

「夢二がカッとなって、たまきを刃物で攻撃した」とか、

「彦乃にいいところを見せようとして川に飛び込んだ」とか、

インパクトのあるエピソードの数々が紹介されていました。

 

そしてここの展示で私が最も目を惹かれたのは、彦乃コーナー。

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これは夢二&彦乃の合作の帯です。夢二が半衿や帯をデザインしていたのは有名ですが、彦乃も一緒に作業していたとは!

確かに、よく見ると夢二のタッチとは違う絵柄もちらほら。

ちなみに、彦乃の描いた絵も展示されています。これは上手い!

独学で絵を描いていた夢二に対し、彦乃は美術学校で絵を学んでいました。

 

なるほど、確かに独創的な夢二の作品に対して、彦乃の絵は基本に忠実に描かれている印象です。ただ、瞳や所作にどことなく夢二イズムを感じます・・・。

 

絵描き同士だと意見がぶつかりそうな気もしますが、絵を学んだ彦乃だからこそ、夢二を最も理解できたのかもしれませんね^^

彦乃の遺品である着物と帯もありました。控えめで可愛らしいですね^^

夢二の遺品は何度か見たこともありますが、彦乃のものは初めてかもしれません。これは貴重!

夢二の遺品の指輪。拡大鏡で覗き込むと、内側に「ゆめ35しの25」と刻まれていました。

 

これは彦乃が病死した時の2人の年齢だそうです。夢二の時間は、この時で止まっているのかもしれませんね。

お次は2F(企画展)へ♪

今回の企画展は、夢二の絵入新聞小説「風のやうに」。

この作品は挿絵だけでなく、小説も夢二が手がけています。

自立を志す一人の女性が、その美貌に魅入られた男性たちに振り回され、運命に翻弄される物語です。

絵はさることながら、ストーリーの面白さに時間を忘れてのめり込んでしまいました!複雑ではないので、読書が苦手な人にもオススメです。

 

ちなみにこのヒロインには、どことなくたまきを感じました。

同時に紹介されていたもう一つの小説「秘薬紫雪」の主人公は、彦乃を彷彿とさせます。

 

夢二が2つの異なる女性像それぞれに、どんな結末を用意したのか・・・?気になる人は、ぜひ読んでみてください♪

 

ここでは新聞小説本編の他に、作品に登場するキーワードにまつわる絵も展示されていました。

 

例えば、オペラ「カルメン」。

「風のやうに」で重要な役割を持つ「カルメン」ですが、夢二はセノヲ楽譜の表紙を書き下ろしたこともあります。

まぁ、ソックリ!海外の文化にも関心の深かった夢二は、積極的に資料を集めて作品に取り入れていたようですね^^

その他に「楽器を演奏する女性」や、

「カフェと女性」

「涙を流す女性」なども。

 

夢二は物語を紡ぐヒントを、自分の作品の中から見つけたのかもしれませんね!

 

 

金沢湯涌夢二館でグッズも購入♪

『金沢湯涌夢二館』のグッズ売り場は、小さいながらも種類が豊富!初めてお目にかかるような商品もありました^^

【左】今治タオル。夢二がデザインした「千疋屋」のフルーツ柄です。バスタオルよりもやや小ぶりで、フェイスタオルよりも大きめ。

【右】大判風呂敷。夢二の名画をギュッと集めた一枚です♪

 

 

 

 

【左】デニムポーチ。普段使いしやすい大きさとデザインです♪

 

 

【右】入浴剤&ゆず石鹸セット。パッケージに一目惚れして購入しました。美肌効果があり肌がスベスベになります^^

 

【左】『金沢湯涌夢二館』の図録。

【右】「秘薬紫雪/風のように」の書籍。もちろん挿絵入りです♪

ページを捲る手が止まらず、1日で読み切ってしまいました!

母が購入した、苺柄のメガネケース!

かっちりと硬く丈夫なカバーですが、表面がちりめんなので、懐かしさと温かみを感じます^^

 

 

まとめ

『金沢湯涌夢二館』のレビューは以上になります。

ここは夢二の息吹を感じられる湯涌の地にある、唯一の美術館。展示内容の充実はもちろんのこと、夢二の味わった幸福を肌で感じられたのが、私的に一番良かったポイントです!

 

美術館を出た後は、ぜひ近隣を散策してみてください♪(ただし熊の発生情報もあるので、情報収集は忘れずに!)

 

 p.s.

夢二(9月16日)、彦乃(3月29日)、たまき(7月28日)、お葉(3月11日)の誕生日には、ちょっとした催しがあるそうです。

また、湯涌の日(8、9のつく日)限定のイベントもあるのだとか。気になる方はチェックしてみてください^^

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