当記事では、神戸市・北野異人館街の楽しみ方や見どころを紹介しています。オランダ館で体験できる香水作りの特集もあるので、気になる人はぜひご覧ください^^
異国情緒あふれる北野異人館街。西洋から流入された建築文化を楽しめるだけでなく、国を代表する文化や偉人についても学ぶことができます♪
新神戸駅からは徒歩10分、三宮・三ノ宮・神戸三宮駅からはいずれも歩いて15分ほどですが、坂の上にあるので「登るのが大変・・・」という方はシティバスを利用するといいかもしれません。
それではどうぞ!
北野異人館街の楽しみ方は
まずは北野異人館街の楽しみ方をお伝えしますね♪
冒頭でも触れましたが、異人館街は北野坂の上にあります。急勾配なので歩くのは大変ですが、素敵なお店も多いので休憩がてら立ち寄ってみてもいいかもしれません^^
さて、ここにはなんと16もの異人館が建ち並んでいます。
風見鶏の館 |
萌黄の館 |
ラインの館 |
プラトン装飾美術館 |
神戸北野美術館 |
神戸トリックアート・ 不思議な領事館 |
山手八番館 |
洋館長屋 |
北野外国人倶楽部 |
英国館 |
うろこの家・展望ギャラリー |
ベンの家 |
坂の上の異人館 |
香りの家オランダ館 |
ウィーン・オーストリアの家 |
デンマーク館 |
建物・展示ともにどれも見応えがあるので、じっくり見たい派の人は1日では回りきれないかも!私は1日しか滞在できなかったので、今回は狙いを絞って回ることにしました。
こちらは『萌黄の館』&『風見鶏の館』の2館共通券。
『オランダ館』&『デンマーク館』&『オーストリアの家』の共通券は、こんな風にパスポート型になっています。
入館時にチケットを切る代わりに「入館証明印」を押印してもらいました。 なんだかヨーロッパ旅行をしている気分♪
異人館街のチケットは、こんな風に数館ごとにまとめて購入できるものもあります。チケット購入の際は、お得な情報をぜひお見逃しなく!
北野異人館街の見どころは
さぁ、ここからは北野異人館街の見どころ(各館の魅力)を紹介していきます!
【英国館】
『英国館』には、名探偵シャーロック・ホームズの世界観が満載!キセルを咥えるホームズに出会いましたが、神経質そうな顔をしていたのでちょっぴり近寄りがたく感じました。
ベッドルームに足を踏み入れると・・・
ニョロニョロと纏わりつく毒蛇が!これはもしかして・・・
ホームズシリーズの短編「まだらの紐」のワンシーンが再現されていました!「まだらの紐」は作者コナン・ドイル自身もお気に入りだったという、傑作の一つです^^
こんな風に、英国館では事件のワンシーンや暗号、証拠品などが見られます。「赤毛連盟」「踊る人形」・・・などなど、ホームズ好きにはたまらない空間です。
【ウィーン オーストリアの家】
オーストリア出身の偉人といえば・・・
古典派音楽を牽引した、神童・モーツァルトですね!
ウィーンが“音楽の都”と称される所以は、モーツァルトにあると言っても過言ではありません♪
ここには、モーツァルトの時代のピアノを再現したものが展示されています。この時代の物は「フォルテ・ピアノ」と呼ばれ、私たちが知る現代の「モダン・ピアノ」のルーツは確かにここにあるようです。
モーツァルトの両親や
フィアンセのコンスタンツェの肖像もありました♪
【デンマーク館】
デンマークは幸福度が高い国として有名ですが・・・
8世紀〜11世紀頃の300年間、ヴァイキングが栄えた国でもあるのです。展示されているのは、1/2サイズのヴァイキング船。ロマンを掻き立てられますね〜!
ヴァイキング=海賊のイメージがあったのですが、どうやらデンマークのヴァイキングは海賊行為だけで生計を立てていたわけではないようです。
冒険しながら商売や狩猟・漁業をして生活していた・・・という感じでしょうか。粗暴な海賊はあくまでごく一部だったようですね。
デンマークの著名人といえば、やはり童話作家のアンデルセンでしょうか。
親指姫、人魚姫、みにくいアヒルの子、裸の王様、マッチ売りの少女・・・
誰もが知る作品の数々。しかし彼の生涯を辿ると、これだけの名作を生み出したエネルギー源は、実は“失恋の悲しみ”だった・・・とのことです。
【うろこの家】
『うろこの家』はその名の通り、魚の鱗のような外壁(天然石のスレート)が特徴的な建物です!異人館街の中で、最初に公開された建物でもあります。
館内には貴族の愛用品だったアンティークの食器や家具がズラリ。
龍のようなこの彫刻は、「王家の橇(そり)」だそうです。
展望ギャラリーでは、
現代アートによるユニークな企画展が開催されていました。
常設展には、近現代の人気作家による個性的な絵画がズラリ。ビビッドな色使いで、存在感のある作品が多かったです。
【風見鶏の館】
ネオ・バロック様式&煉瓦造りのこの建物は、国の重要指定文化財です。屋根の上にシンボルの風見鶏があるのですが・・・見えますか?
館内には実物大の風見鶏が展示されています。「風でなびくの?」と思うほど大きくどっしりしていて、びっくりしました。
ここはドイツの貿易商ゴットフリート・トーマスの旧自邸。この応接間は、夫人がサロンとしても使用していました。こだわり抜かれたアンティーク・・・最高のおもてなし空間ですね。
2Fには可愛らしいドレッサーが置かれた、娘エルゼさんのお部屋が。日当たりがよく、気持ちいい空間です^^ただ、子供部屋とは思えないほど広くて(24畳!)驚きました(笑)
【萌黄の館】
こちらも国の重要指定文化財。アメリカの総領事ハンター・シャープの自邸でしたが、その後神戸電鉄の社長・小林秀雄氏が買い取りました。
外壁だけでなく、
室内の壁紙も
廊下や階段も
バスルームも
サンルームも萌黄色!
サンルームからは神戸の街を見渡すことができ、
ハンモックに乗って景色を眺めるためのフックもありました。
食堂に置いてあるモダンピアノは、フランスのエラール製。日本ではかなり珍しいものです。
ピアノの上に置いてある時計は、小林氏がヨーロッパで購入したものです。故障していたそうですが、修理によって再び時報の音を美しく奏でるようになりました(30分に一度)
北野異人館街で香水づくりも出来る♪
北野異人館街で香水づくりが楽しめるのは・・・
『香りの家 オランダ館』です♪
可愛らしい木靴が目印ですよ^^
さて、早速香水作りにチャレンジしてみましょう!
ここではアンケート用紙を渡され、以下の質問に回答していきます。
【1:プロフィール】
年齢、星座、血液型・・・など、基本的なプロフィールを埋めていきます。
【2:好みについて】
好きな香り、色、果物、音楽のジャンル、お花、服装・・・などなど。好みを探る質問です。ここまでアンケート用紙に記入します♪
【3:好きな理由】
先ほどのアンケートを元に、ブレンダーさんから質問があり、これに答えいきます。例えば、
・好きな花→その理由は、見た目or香り? |
・好きな果物→その理由は、味or香り? |
といった感じです♪
他にも、こんな質問がありましたよ♪
・ビビッドカラーorパステルカラー、どっちが好み? |
・アクセサリーをつけるなら、ゴールドorシルバー? |
私の隣にいた高校生くらいの男の子2人組が、パステルとビビッドがピンと来なかったらしく、ブレンダーさんに「どういう意味ですか?」と質問。
説明を受けた2人は「俺はパステルだなぁ」「俺はビビッドにしようっと」と楽しげに答えていて、可愛らしかったです^^
以上のアンケートを元にブレンダーさんが調合して、世界にたった一つの香水を作ってくれます。
ブレンド中は、記念撮影をしながら待機♪
さぁ、桃好き・水瓶座・B型の私の香水は、どんな香りに仕上がったのでしょうか!?
爽やかな香りの中にほんのり甘さが漂う、フレッシュで若々しい香水が完成しました♪
時間が経つと香りが変わっていくのも面白いポイント。私の香水は甘さが存在感を増し、より深くなった気がします。まるで、私と一緒に年齢を重ねていくかのようです^^
ちなみにこのレシピは3年間保管してもらえるので、香りが気に入ったら再注文も可能ですよ。
まとめ
異国情緒と魅力に溢れた北野異人館街の紹介は以上になります。いかがでしたか?
今回はいくつかの施設をピックアップしましたが、紹介できなかったところも大変好評のようです。私も次の機会に、今回見られなかった館を見に行きたいと思います♪
私が見た中で皆さんに推したいのは、やはり『オランダ館』の香水作りでしょうか。「自分の人となりを、香りで表してもらう」ようで、面白い体験でした。
家族・友達・デート・一人旅・・・どんな人にもオススメです。ぜひ、北野異人館街で素敵な1日を過ごしてください^^