
今回お届けするのは、山梨県北杜市にある『小淵沢絵本美術館』のレビューです。
ドールハウスのような可愛らしい『小淵沢絵本美術館』は、子供から大人まで楽しめる夢の空間。絵本はもちろん、インテリアも素敵です。
当記事では写真とともに、『小淵沢絵本美術館』の魅力をご紹介していきますので、ぜひご覧ください^^
小淵沢駅から車で約5分、近隣には「中村キース・ヘリング美術館」や「道の駅 こぶちざわ」などの人気スポットも充実しています!
八ヶ岳山麓レジャーのプランに組み込んでみてはいかがでしょうか?
小淵沢絵本美術館のレビュー紹介♪
まずは『小淵沢絵本美術館』の展示レビューからお届けします♪
冒頭でお伝えした通り、

『小淵沢絵本美術館』はまるでドールハウスのような可愛らしい外観です。三角屋根はチャペルのようにも見えますね^^
入り口でスリッパに履き替えて、受付へ。チケットはドリンク1杯のサービスとセットになっているので、一通り見終わった後にもう一度スタッフの方に声をかけます。

建物内の小部屋がそれぞれ展示室になっており、私は最初に受付右手の「ターシャ・テューダー」の部屋に入りました。
ターシャさんは92歳まで絵本絵画、挿絵、人形制作、ガーデニングなど多方面で活躍したアメリカの女流作家です。
Eテレで放送されていた「ターシャの森から」というドキュメンタリー番組が大好きだったので、入った瞬間「おおっ!」と思いました。

このコーナーには絵本の他に写真やツリーが展示されており、カードやターシャさんの言葉が書かれたカレンダーなどのグッズも置いてあります。

写真のツリーには、ターシャさんのポストカードが吊るしてありました。なるほど、カードをオーナメントとして使うのも素敵だな〜。インテリアの参考にもなります!

ターシャさんって、素敵なんですよ・・・。彼女の人生観や考え方が私は大好きです。ここには「年を取るのはいいこと」というターシャさんの言葉がありますが、最近は私も少しそう思うようになってきました^^
そして何より、温かみのある優しい絵が魅力的!カントリーな雰囲気を纏いつつ、キュンとくるような可愛らしさを持っていて、オシャレで・・・乙女の永遠の憧れって感じです。八ヶ岳の雰囲気にもピッタリ!
さて、館内には他の作家の特集コーナーもあり
階段や踊り場、

2階にも絵画などが展示されています。

こちらはリトアニア出身の画家「スタシス・エイドリゲヴィチウス」。
見覚えのある絵だな〜と思ったら、瀬戸内芸術祭でお馴染みの作家さんだそうで!その名は初めて知りました。

神話や月をモチーフにすることが多く、そのどれもが独創的な表現によって描かれています。
先ほどのターシャさんとは打って変わって、地下室のようなヒンヤリとした雰囲気・・・黒や灰色を多用した作品は不気味にも思えますが、なんだか癖になる。不思議と落ち着きます。
ストレスが溜まっている時なんかにみるとスッとしそうです^^
―他のコーナーも詳しくお伝えしたいところですが、今回はとりあえず2コーナーをピックアップいたしました。(あとは現地でお楽しみください♪)
小淵沢絵本美術館は写真も見ごたえ◎
『小淵沢絵本美術館』は写真撮影もOK。
そしてカメラを向けたくなるのは、絵本や絵画だけではありません。

もう、インテリアがめちゃくちゃ可愛い〜んです!
こちらは階段の前で撮影したのですが、この写真の中だけでも可愛いもの尽くし!
お人形に造花にプーさん・・・フクロウの絵画がかかっている扉の向こうはトイレなんですが、そこだけ木が斜め張りなのもオシャレですよね。

吹き抜けの壁にはファンシーな小窓が!

ターシャさんのお部屋の柱にも、こんなお友達がいましたよ^^
さり気ないですが、フォークを吊るすというのもなかなか斬新な発想です。

絵本のみならず、お人形が好きな人も楽しめるのがここ『小淵沢絵本美術館』。

絵本の世界から飛び出した「不思議の国のアリス」の仲間たちや

テーブル上で展開するシンデレラのストーリーを見ることができます。

暖炉の上にあるハートのフレームの中には、シンデレラのシーンを描いたステンドグラスが埋め込まれていました。ここでは文字や音がなくても物語を楽しむことができます^^
そんなメルヘンな空間から一歩外へ出ると、
これもまた豊かな緑が出迎えてくれます。
7月中旬のこの頃は、コロンとした白紫陽花が見頃でした。

くつろげるデッキも有り。こんな別荘に憧れますね〜!

道路に出れば、まるで猫バスが走ってきそうな木のトンネルが見えます。

こうして見ると、本当にロケーションにぴったりなコンセプトの美術館ですよね。写真を眺めているだけで、ここで感じた緑の匂いや風の音、絵本のページをめくった感触が蘇ってくるようです^^
小淵沢絵本美術館の楽しみ方も紹介♪

『小淵沢絵本美術館』に来たなら、やはり「絵本を読む」というお楽しみは欠かせません。
リビングルームには長机とキッズコーナーがあり、好きな絵本が読めるようになっています。館内の展示を一通り見たら、サービスのドリンクをもらってここでのんびり絵本を読むのがオススメです。
私はリンゴジュースを飲みながら、以下の2冊を読みました。
「もうなかないよ、クリズラ」(セバスティアン・ロート作)
「かんばんのないコーヒーや」(かめおか あきこ作)
心の柔らかい部分を、そっと掴まれるような2作。天国にいる大好きなおばあちゃんとおじいちゃんのことを思い出して、ホロリと来ました。
展示作品は海外のものが多かったのですが、この長机の隣にある販売コーナーでは日本の話題作もゲットできます。ラインナップを見るとどれも優しい作品で、館主さんのお人柄が現れているようでした。
絵本以外のグッズは、各展示コーナーに置いてあります。ターシャさん大好きな私は、ターシャ・テューダーコーナーでこちらの2点を購入しました。

布製ポストカードと、レターブック。

両面に飾り枠やイラストが印刷されたペーパーは、一枚一枚全て違う絵柄です。お手紙としてはもちろん、ラッピングなど使い道は色々♪あまりにも可愛いので、使うのを躊躇ってしまいます><
まとめ
『小淵沢絵本美術館』のレビューは以上です。
八ヶ岳山麓にある、夢のような空間。優しさがいっぱいで、美術館というにはあまりにも心地のいい場所でした。
家族連れはもちろん、「絵本の世界をじっくり楽しみたい」「童心にかえって懐かしさに触れたい」という人は、一人で楽しむのもオススメ。ワンちゃん連れでもOKだそうですよ。
この記事が皆様の旅の参考になれば幸いです♪
ここまでご覧いただき、ありがとうございました^^
