当記事で紹介するのは、みなとみらいにある『横浜 人形の家』の見どころや楽しみ方、購入グッズなどについてです。
『横浜 人形の家』は元町・中華街駅4番出口より徒歩3分、近隣には「山下公園」「マリンタワー」「横浜山手西洋館街」など、有名観光スポットも充実しています♪
キャッチーな企画展、往年の人気キャラクター、世界各国のユニークな人形・・・などなど、とにかく展示内容が多くバラエティ豊か!
知れば知るほど奥深い、人形の魅力・・・『横浜 人形の家』に訪れれば、虜になること間違いなしです。
それではどうぞ〜!
横浜 人形の家のみどころご紹介♪
まずは『横浜 人形の家』の見どころを紹介していきますね!
【ノスタルジックハーバー】
「港町ヨコハマと人形」をテーマに、歴史を辿るコーナー。
人形を身近な存在として描いた、竹久夢二の雑誌の表紙絵や
文明開化の地・横浜の暮らしの西洋化の様子(この絵では、少女が母親に西洋人形をおねだりしていますね)などが紹介されています。
日米親善のために互いに送り合ったという「友情人形」は、渋沢栄一が勧めた子供のための友情交流計画。日米の関係が悪化する中、人形を通して暖かな取り組みが行われていたことが分かります。
【ワールドフェスティバル】
世界の民族人形・日本の郷土人形を紹介しています。それぞれの地域の文化が学ぶことができ、ユニークな人形も楽しめるコーナーです。
パプアニューギニアの泥人形。野生味ある作品ですが、しっかりと歯が作られているのが印象的です。泥で出来た体が、白い肌を際立たせていますね!
ちなみにパプアニューギニアは、水木しげるが戦争中に滞在し、そこで「ゲゲゲの鬼太郎」のヒントを得たと言われています。なるほど、確かに水木ワールドの妖怪の源流を感じるかも・・・。
白い目がキラリと光る、パラオの人形。この目は貝殻で出来ているそうです。表情やポーズに、なんとも形容し難い味を感じます。
南米ボリビアの「エケコ人形」は願いを叶える福の神。欲しいものをエケコ人形の体にぶら下げると手に入るというジンクスがあります。これは・・・随分と欲張っているようですね(笑)
キューバの秘密結社「アバクア」の人形は、顔を隠しています。前、見えないのでは・・・?
パラグアイの人形が奏でているハープのような楽器の名は「アルパ」。日本ではハープ奏者というと女性が多いイメージですが、パラグアイでは男性が多いのだとか。
(左)バチカン (右)ブルガリア
それぞれの国の民族衣装を纏った人形たち。チロリアンが大好きな私には、ブルガリアの衣装がどストライクです。可愛いなぁ〜!
さて、人形の個性なら日本も負けていません。
兵庫県の神戸人形「スイカ喰い」は、人形が首を振ってスイカを食べるカラクリ人形。志村けんさんのあのギャグを思い出しますね^^
表情や動きがコミカルで、明治時代中期には外国人観光客からかなり人気があったそうです。
山口県の名産品フグをテーマにした郷土人形。フグは「福」にちなんで縁起物と考えられており、「ふぐ提灯」には実際のフグの皮を使用したそうです。
箱根細工の「七福神」は、和製マトリョーシカのよう。個人的に、怖いイメージのある毘沙門天(右から3番目)が小さめなのがポイントです^^
『横浜 人形の家』は見どころが多すぎて、全て網羅するとおそらく卒論くらいのボリュームになってしまいます(笑)
なので今回は、2階展示室に絞ってお届けしました。なお、3階展示室には
ドールメモリー |
懐かしい人形、流行人形等 |
コレクションモール |
人間国宝の作品、西洋のビスクドール等 |
名品コーナー |
人間国宝・平田郷陽作品等 |
人形師の工房 |
制作工程紹介 |
など、まだまだ見どころ満載です。続きはぜひ、現地で確かめてみてください♪
横浜 人形の家の楽しみ方とは♪
『横浜 人形の家』では、様々な企画展が開催されています。興味のある企画展を狙いすまして行くのも楽しみ方の一つ!
ということで、ここでは私が訪ねた際に開催されていた企画展をレポしていきます♪
【おいしいミニチュア 展】(2024年9月21日〜11月17日)
ミニチュア作家・関口真優さん作の、渾身のミニチュアフードが一挙公開された展覧会でした。
材料は樹脂粘土で、サイズはなんと実物大の6分の1!
私の手と比較してみると・・・
この通り!実物なら間違いなく食べ足りないサイズです(笑)
これは和菓子コレクションですね。もうちょっと寄ってみましょう。
え〜〜!本物と見紛うほどリアル!
細部の造形まで乱れなく完璧なのも驚きですが、私が感動したのはその質感です。
例えば、焼き芋なら「ネットリ系ではなくホクホク系だな」と分かるようなマットな感じ。
対してスイートポテトには、表面に卵を塗ったツヤがあります。
同じサツマイモ作品でも、実物の個性を各々的確に捉えていて、思わずため息が漏れました。
チョコレート作品もご覧ください。
チョコレート特有の照り、トッピングされているフルーツやナッツ、ドライフルーツの質感まで見事です。
お弁当コーナーもご覧あれ!
エビフライのサクサクした衣、ピーマンの肉詰めの甘辛ソース、ふわふわの卵焼き、ジューシーな唐揚げ、つるんとしたミニトマト・・・
見ただけで口の中に味と食感が広がるような、素晴らしい再現度。この卵焼きの味付けは、甘めと予想しました(笑)
お米なんて元々小さいのに、その6分の1サイズですからね・・・。不器用な私は、お米を作る作業を想像すると気が遠くなります^^;
関口さんの腕の素晴らしさに拍手を送るとともに、「樹脂粘土でこんなに豊かな表現が出来るのも凄いなぁ」と、樹脂粘土の可能性も感じた企画展でした。
【Let `s!go モンチッチ in YOKOHAMA 展】(2024年10月19日〜2025年1月26日)
モンチッチ誕生50周年を記念して開催された企画展。
最終日1月26日は、モンチッチの誕生日だそうです^^
歴代モンチッチ人形やフォトスポットがたくさんあり、とにかく可愛い。ひたすら可愛い!
モンチッチヒストリーも公開されていました。
モンチッチくんとモンチッチちゃんが結婚したのは、2004年。会期中は結婚20周年のメモリアルイヤーだったのですね。
2人の間には、ベビチッチくん&ベビチッチちゃんが誕生しました。(2004年10月30日)この子たちも、もう20歳か〜
50周年を記念して、「モンチッチ総選挙」が行われており、さまざまな衣装を身につけたモンチッチがノミネートされていました。
私が訪れた11月は決選投票の最中で、最終決選まで残った子たちに番号が振られていました。私も投票してきましたよ♪
バカンスを楽しんでいるモンチッチに、
ほとんど顔が見えないモンチッチ、
武道の心得があるモンチッチ・・・など、さすが50周年ともなるとモンチッチも経験豊富!人生(猿生?)を満喫していますね〜^^
横浜 人形の家のショップでお買物♪
最後に、『横浜 人形の家』ミュージアムショップでの購入品をご紹介します♪
(※ミュージアムショップに寄ると財布の紐が緩くなります。節約中の方はくれぐれもお気をつけ下さいませ!)
《アデリアレトロの一筆箋》
昭和のグラスウェアの現代リメイク品が、レトロファンから大好評のアデリアレトロ。
買い物の予定はなかったのですが、その絵柄があしらわれた一筆箋が可愛くて・・・♪
職場にお土産を持っていった時にこの一筆箋を添えたら、「なにこれ可愛い〜!」と大好評でした。
《中原淳一のスケジュールノート》
(表)
(裏)
「来年の手帳見つけた!!」と、迷わず購入した一品。
中身も可愛い〜!洗練されたモダンな女性の絵が大好きで、以前から気になっていた中原淳一(1913〜1983)。
生まれたのは今から100年以上も前で、私が生まれる前に亡くなっていたと知って驚きました。いい意味で年代がわからない絵柄です。
スケジュールを書き込むだけでテンションの上がる手帳。いい買い物になりました♪
《少女の友 創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション》
「少女の友」は1908年(明治4年)〜1955年(昭和30年)まで刊行された少女誌。その傑作選が2009年に発売され、今回ここで手に入りました★
先ほど紹介した中原淳一や川端康成らが大活躍の、乙女のときめきが詰まった一冊です。激動の時代とともに歩んだ少女誌で、読み応えも抜群。
当時の愛読者からのメッセージコーナーもあり、それがちょうど私の祖母と同じくらいの年代の方達のようです。
「おばあちゃんたちも、これを読んでときめいたのかなぁ」と思うと、とても愛おしく感じます^^
まとめ
『横浜 人形の家』のレビューは、参考になりましたでしょうか。
今回触れることができたのは、ほんの一部分。『横浜 人形の家』は、紹介した内容の10倍は魅力あるミュージアムです。
当記事で語り足り切ることができず、私はムズムズしています(笑)が、あとはぜひ皆様が足を運んで、楽しんで下さい!と伝えたい所存です。
じっくり見たら1日がかりになるかも?そんな時は、併設の「Café Elliott Avenue」で一服するとイイかもしれません♪
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました^^