当記事は、嬉野温泉にある『旅館 大村屋』のレビューです♪館内の様子や温泉、朝食を利用した感想などをお届けしています!
大村屋はなんと、嬉野温泉の中で最も古い旅館。ところが建物内には、リニューアルされた部屋やバーラウンジなど、おしゃれな空間が広がっています♪
老舗の風格と、洗練されたムードを併せ持つ大村屋。アクセスにはJR嬉野温泉駅からタクシーorバスを利用するのがおすすめです。
それではどうぞご覧ください♪
旅館 大村屋のレビューです♪
まずは『旅館 大村屋』の全体レビューからお届けしていきますね。
公衆浴場「シーボルトの湯」から塩田川沿いに真っ直ぐ進んでいくと、看板が見えてきます。
案内に沿って左手に曲がると、大村屋に到着です!
大木の柱と親切なスタッフにお出迎えされ、中へ♪
入り口ではまんまる顔のお地蔵さんが、こちらを見上げていました。かわいいスマイルに、旅の疲れが癒やされます^^
《お部屋》
今回私が利用したのは、半露天風呂付きの和洋室「蘭」。
2013年にリニューアルされたお部屋の一つで、リニューアルルームの中では一番広いのだとか!
伝統的な和の様式美の中に、どこかモダンなムードが漂う空間。照明やガラス戸のデザインがさりげなく洒落ていて、センスを感じます。
寝心地抜群なシモンズのダブルベッドに寝転びながら、窓ガラス越しに夕日〜夜空〜朝日を眺めてのんびり過ごしました。
和室とベッドの間の欄間には、蘭が描かれています。趣向を凝らした内装は、見れば見るほど発見があって面白い!
床脇にはCDデッキがあって、「モダンジャズの帝王」マイルス・デイヴィスが流れていました。甘いトランペットの音色にうっとり・・・。
お茶請けは売店でも購入できる、大村屋自慢のボーロ。優しい味です♪ 伊万里焼(かな?)に淹れた嬉野茶でホッと一息つきました。
《湯けむりラウンジ》
玄関の正面突き当たりにある「湯けむりラウンジ」は、アナログレコードを聴きながらくつろげる憩いの場です。
ビンテージオーディオやCD、レコードがズラリ!
私が宿泊した時は休業日でしたが、夜はBARも営業しており、音楽を聴きながらカクテルを楽しむこともできるそうです♪ノンアルカクテルも用意されているので、お酒が苦手な方も安心ですね。
《音の小部屋》
西館にある「音の小部屋」では、真空管アンプによる温かみのある音をヘッドホンで聴くことができます。
ここにはボブ・ディランのCDがたくさん並んでいました。
ソファに座って、すっかり夢見心地です^^
《湯あがり文庫》
ここは大浴場の湯上がり処。たまたま貸切状態だったので、ロッキングチェアに揺られながら、時間も忘れて本を読みふけってしまいました。
本のラインナップは、なかなか個性的!
電子ピアノもあったので、せっかくだからちょっとだけ弾いてみました♪
見上げると天井にはミラーボールが!ここはイベントスペースにもなっていて、音楽ライブを開催することがあるそうです。
「湯あがり文庫」の前には卓球台もあります。やっぱり温泉といったら卓球ですよね!
でも、あれ?ラケットがどこにもない。そのかわりに、卓球台にはなぜかスリッパが・・・。
なるほど、ここでの卓球は「スリッパ卓球」なんですね!
ラケットをスリッパに持ち替えて行う卓球で、調べてみると神奈川県では大会も開催されているのだとか。私は神奈川県民なのですが、こんなに面白いものがあるなんて初めて知りました(笑)
《売店》
売店は小さいながら、おしゃれな商品で溢れています。
お茶請けのボーロもここで購入できます。色々なフレーバーがあり、パッケージも色鮮やかで可愛い!
お部屋や大浴場に置いてあった石鹸や化粧水も、ここでGETできます。
大村屋の温泉は美肌効果がすさまじく…!
ここからは大村屋の温泉の様子をご紹介します。
《美肌効果》
嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」と称されており、大村屋の温泉もその名に違わぬ効果を発揮していました!
まず実感したのは、血色アップ効果。元気でも「具合悪い?」と心配されるほど青白い肌が悩みの私も、旅行後しばらくはふんわりピンク色をキープしていました^^
お風呂の後に肌がつっぱる感覚もなく、化粧水をつけていないのにしっとりモチモチしていたのも印象的でした。潤いもかなりアップした模様!温泉水が化粧水そのものという感じです。
そして、凄いのはここから・・・。
実はこの旅行から帰った翌々日、顔に引っ掻き傷を作ってしまった私。皮膚科の先生には「跡が残るかもね」と言われ、かなり落ち込んでいたのですが・・・
なんと、1週間もしないうちに傷がほとんど見えなくなってしまったのです!皮膚科でもらった薬のおかげもあるかと思いますが、明らかに肌のターンオーバーが早くなった気がします。
《湯質》
無力透明で一見癖のないお湯に見えますが、実際に入るとかなりとっぷりとした印象を受けました。ナトリウムを多く含む高温の“重曹泉”で、このナトリウムがしっとり肌の秘訣だそうです。
《お部屋の温泉》
お部屋の温泉は、時間も他のお客さんも気にせずゆったりできる最高のプライベート空間です。
お部屋によってお風呂のテイストは異なり、
私が宿泊した「蘭」のお風呂は、檜の半露天風呂。窓の下には塩田川が流れています。夜景を眺めながらの入浴は、まさに至福のひと時です。
源泉掛け流しなので、水で薄めて適温にして入ります。湯もみすると温泉の香りがふんわり漂ってきました♪
ウッドチェアやハンモックで小休止しては、また浸かり・・・。
何時間でも入っていられそうです。ハンモックに揺られていると、そのまま眠ってしまいそう^^
お部屋から見える半露天風呂。差し込んでくる朝日が気持ちいい〜!
朝日を浴びながらの入浴も最高でした♪
《大浴場》
女湯「麗しの湯」を利用しました。
内風呂のみですが、大きな窓に囲まれていて開放的な空間です。
男湯「月影の湯」は2024年にリニューアルされたばかりで、こちらの半露天風呂では、くるりの岸田さんが手がけた音楽が流れているそうです。(女湯は同年8月から工事が始まりました!)
私が入ったのはリニューアル以前なので、リニューアル後の大浴場もいつか利用してみたいなぁ。
《おまけ》
お風呂の後は、売店の湯あがり堂サイダーで一服しました♪パンチのある炭酸&スッキリした甘さのサイダーで、リフレッシュ!
大村屋の朝食もいただきました♪
大村屋の朝食は、バランスの取れた健康的な和膳です。
写真左手は湯豆腐。温泉水で煮込んでいるのがポイントです!温泉水が白く濁ってきたら、濃い目のゴマだれにつけて食べます。(それ以上煮込むと、豆乳になってしまうそうです)
正直これまで湯豆腐といえばお腹の調子が悪い時に食べるような印象で、元気な時はちょっと物足りないな!と思っていたのですが・・・
大村屋の湯豆腐を食べて、イメージが覆りました!何だ、この濃厚でトロットロな食べ物は・・・!?豆乳と豆腐のハーフのような感じです。
鯵の開きの塩味もちょうど良く、きんぴらや煮物の甘辛さも上品。食欲も失せるほど暑い日でしたが、スッとお腹に入るメニューでした^^
おしゃれなサウンドの流れる朝食会場。仕切りがあるので、他のお客さんの目も気になりません。
《おまけ》
今回は朝食のみの利用だったので、夜は外へ食べに行くつもりだったのですが、ルームサービスが豊富だったので、ここで済ませることにしました♪
まず頼んだのは湯豆腐。朝食で食べたものと同じですが、何度食べても飽きません!もっともっと食べたくて、売店でも購入しました。
お次は大村屋もう一つの名物・牛乳プリンと嬉野緑茶!
牛乳プリンのソースは抹茶・紅茶・釜炒り茶の3種で、今回頼んだのは釜炒り茶です。
滑らかな舌触り&優しい甘みの牛乳プリンに、香ばしい釜炒り茶のソースがかかった絶品。他のフレーバーも食べたくて、売店で購入しようとしたらなんと売り切れでした(;;)
それでもこのプリンの味が忘れられない私は、オンラインストアで注文してしまいました!ただいま首を長くして到着を待っているところです^^
まとめ
『旅館 大村屋』のレビューは以上になります。
温泉といい、こだわりの空間といい、お食事といい、とにかくどれをとっても上質です!
小さなお子さんのいる家族連れももちろんですが、“大人の旅行”を楽しみたい人にとってはこれ以上ないくらいうってつけかもしれません♪
お部屋の造りはそれぞれかなり違うらしく、どれも個性的らしいので、色々なタイプのお部屋に泊まってみたいですね^^
とりあえず今は、牛乳プリンの到着を楽しみに待つことにします(笑)
この記事が、皆さんの旅の参考になれば幸いです♪