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湯涌温泉の『お宿やました』のレビューです♪館内やお部屋、温泉の様子、朝食、夕食の感想などを紹介しています。

 

湯涌温泉は、「金沢の奥座敷」と呼ばれる温泉地で、古くから湯治湯として親しまれてきました。金沢駅からは車で約30〜40分ほどで、本数は少なめですがバスも通っています。

 

この「お宿やました」は、バス停「湯涌温泉」停車所から歩いて約3分。温泉街を真っ直ぐ進むと、突き当たりに佇む静かな宿が見えてきます。

 

また、ここは明治〜昭和初期に活躍した画家・竹久夢二が、息子と最愛の恋人・彦乃を連れて訪れた宿!夢二が生涯で最も幸せな時間を過ごした場所だと言われています。

 

ロマンたっぷりの『お宿やました』が気になる方は、ぜひ当記事を読んでみてください♪

 

 

お宿やましたのレビューです♪

『お宿やました』のレビューをご覧ください♪

 

《玄関》

ムードのある玄関。スタッフの方に快くお出迎えされて進んでいくと、素敵なものが次々と視界に入ってきました。

夢二のイラストやデザインが描かれた石や

清涼感のある水琴窟などなど。館内に入る前から美しいものに目を奪われてしまいます。

 

《館内》

畳の間を抜け、右手がフロント。

左手がロビーです。窓から温泉街を覗くことができます^^

館内には、あらゆる所に夢二、夢二、夢二・・・♪

3F、4Fの奥には「抹茶遊間」というギャラリースペースがありました。

椅子が置いてあるので、腰かけてゆっくりと夢二作品を眺めることができます。まさに至福のひとときでした♪窓から見える裏山にも癒されます・・・。

 

《お部屋》

今回利用したのは、403号室「藤花」というお部屋です。

ドアを開けると、可愛らしい夢二の子供絵が最初に目に飛び込んできます。夢二好きの私は、これだけでもハイテンションに♪

畳がふんわり香る、広々とした12畳のお部屋!

広縁からは、湯涌の森がすぐそこに見えます。

床の間も風流です!

ちなみに、この床の間(写真右下)にはうちわ、ガムテープ、ビニール袋が置いてあります。虫が侵入してきた時の捕獲セットらしいのですが、幸い出番はありませんでした^^

館内の案内やお品書きと一緒に、手作りの図録が置いてあります。

 

宿の目の前にある「金沢湯涌夢二館」のチラシが入ったファイルもあり、何やら小さなメモが挟まっていました。そのメモ内容は、入館の際のお役立ち情報!夢二ファン必見です♪

 

《お茶請け》

1日目は抹茶とくるみゆべし。

抹茶は渋さの奥に甘味あり。ゆべしのまろやかな塩味&コリッとした胡桃もGOOD!

 

後に紹介しますが、このゆべし・・・あまりにも美味しかったので買って帰りました♪

 

2日目は日本茶と、金沢名物の氷室まんじゅう。

氷室まんじゅうは、江戸時代から昭和30年頃まで続いていた「氷室びらき」に因んだ縁起物だそうです。控えめな甘さと軽さが◎!

 

《お風呂》

夢二の描いた「どくだみ」模様によく似た柄の浴衣を着て、いざ大浴場へ!

お風呂は1Fです。渡り廊下には、絵本やガイドブック、ボードゲームなどが置いてありました。

 

お風呂には内湯、露天風呂、打たせ湯の3種が用意されています!

 

脱衣所に入った瞬間、湯けむりの香りがふわぁ〜っと香ってきました。全国の色々な温泉に入ってきましたが、ここの湯けむりの香りは一際目立つ気がします。

 

内湯&洗い場は広々ゆったり。露天風呂はややこじんまりしていますが、日本庭園風の造りに風情を感じます。

 

打たせ湯の壁には昇鯉が掘られていて、これがなかなかの迫力!

打たせ湯は2つあり、水勢には強弱があります。肩こりのひどい私は、“強”の打たせ湯でたっぷり揉みほぐしてきました^^

 

湯涌温泉は1300年前から湯治湯として愛されており、かく言う私も湯治の効果を期待して訪れたのですが・・・

 

想像をはるかに上回る効果に、ただただ驚き!たった1度の入浴で、見違えるほど体が楽になりました。

 

2泊3日で6回入浴しましたが、チェックアウト時には体質が変わったのかと思うほど好調に(笑)

 

夢二の息子・不二彦が療養のためここに滞在し、快復したと言うエピソードがありますが、おそらく本当に元気になったのだろうと思います。

 

 

《お月見台》

3Fからは屋上庭園に出ることができます。

デッキを歩いていくと・・・

 

温泉街が一望できます!「湯の街」という作品を知ると、この眺めが夢二にとっていかに特別な景色か分かります。(気になる方はぜひ調べてみてください^^)

さて、「お月見台」というくらいだから、やっぱり夜景も見てみたいですよね?

というわけで、夜も遊びに行ってみました♪

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夜景もまた良し・・・夢二と彦乃も一緒に眺めたのでしょうね^^

 

《お土産》

売店はフロントにあります。

夢二のガーゼタオルやポチ袋など、可愛い雑貨が勢揃い!

お菓子類もこの通り。お土産コーナーは大きくありませんが、なかなか上質なものが並んでいる印象です。

お茶請けで提供され、「これは買おう!」と即決したゆべし。

右は定番の胡桃、中央は生姜、左はごま味です!

私的NO.1はやはり胡桃ですが、濃厚なごま味もかなり好みでした。

 

 

 

金沢 お宿やましたの朝食をいただきました♪

金沢の味をたっぷり楽しめる、『お宿やました』の朝食はこちらです!

 

《2日目》

お箸入れはなんと、夢二の描いた椿。記念に持って帰りました♪

 

出汁のきいたお味噌汁と湯豆腐は、寝起きの体にじんわり染み渡ります。

 

一番印象的だったのは、中央のお椀。なんとこれ、湯涌温泉の源泉で炊いたお粥なんです。とろけるような舌触りに驚き、親子揃って「おいしぃ〜!」と声をあげてしまいました(笑)

(お櫃の白米もあります)

 

ぷるんぷるんの温泉たまごもあり、まるで温泉を食べているような気分に^^

 

《3日目》

3日目は温泉卵がベーコンエッグになっていました♪

 

右手中央にある昆布締めには、旨みがギュウギュウ〜に詰まっています。椀物は口に入れた瞬間、ほろっと崩れてしまうほどに柔らかく、優しい味。

 

そしてここでも、源泉で炊いたお粥が登場!お粥の効果なのか、便秘気味の母が「お通じがいい♪」と、帰ってからもしばらくご機嫌でした^^

 

 

 

金沢 お宿やましたの夕食もいただきました♪

金沢の奥座敷『お宿やました』の夕食には、石川名物がふんだんに使用されていました!

 

《1日目》

夕食のお箸ケースもまた、夢二のデザインのたんぽぽ。箸置きは折り紙の猫ちゃんでした。

中央の四角い小皿に乗った「あぶり秋刀魚のお寿司」が特に絶品!

お造りと煮物です。「西海サーモン」は、食べてびっくり。「何これ!?」と思うほど甘い脂が乗っていて、とろけてしまいそうでした。

お酒の弱い私でも、この鮎の塩焼きを食べるといくらでも飲める気がしてきます。スッキリしたホタルイカの酢の物との相性もよかったです。

能登牛すき鍋、茶碗蒸し、デザートetc.

お腹がいっぱいでも、能登牛のすき焼きのおかげで不思議とご飯が進む進む!能登牛がこんなに美味しいブランドだとは知りませんでした。

 

《2日目》

のどぐろのお刺身(だったと思います)は、淡白で爽やか。濃厚なウニや、甘美な甘エビ・・・など、さまざまな味わいを感じられるお造りです。

お魚の煮付けは、骨までしゃぶりつきたくなるほど味が染み込んでいました。

季節の山菜、茄子とエビの天ぷら。衣カリッと、中はジュワッとした茄子天が私的イチオシです。

あわびと野菜のバター焼き!プリップリのあわびに、バターの香ばしさが絡みつき、野菜の旨みが染み込み、ブラックペッパーがピリリとアクセントになり・・・控えめに言って最高でした。

デザートはいちごバニラアイス。トッピングが可愛いですよね^^ジューシーないちごがバニラと絡んで、甘酸っぱいハーモニーを奏でていました♪

 

 

まとめ

竹久夢二が人生で最も幸せな時間を過ごした、『お宿やました』。夢二フリークの私も、最高の時を過ごすことができました♪

 

ちなみにこの旅行は母の日のプレゼントでもあったのですが、母も大満足の様子^^ 美味しいご飯に満たされ、湯涌の湯に癒され、夢二の絵を見て少女のようにはしゃいでいました。

 

もう一つ「良いな」と思ったポイントは、温泉街の突き当たりにあるところ。“金沢の奥座敷” の最も奥にあるお宿ということで、静けさの中で存分にゆったりすることができます^^

 

幸せな時を過ごしたい人には、私から胸を張って『お宿やました』をオススメします♪

 

P.S.近隣地域では、熊が出没することもあるのだとか!お宿の中はもちろん安全ですが、近隣を観光する際には気にかけておくと良いかもしれません。

>>お宿 やましたの案内を見る

おススメのお土産はこちら♪

 

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