『六甲オルゴールミュージアム』は、世界各国のアンティークオルゴールの展示やコンサート、ランチ、手作り体験・・・などが楽しめる、盛りだくさんな博物館!
当記事は、私が『六甲オルゴールミュージアム』に遊びに行った際の体験記(2019年)となっております♪ぜひ、観光の参考にしてみてください。
ここは、兵庫県神戸市の六甲山の周辺施設としても有名です。車でない方は、
「六甲ケーブル下駅」からケーブルに乗って「六甲山上駅」へ行き、そこから山上バスを利用すると目の前で下車できます♪お天気が良ければ、六甲山の散策もGOOD!
それでは、どうぞ♪
六甲オルゴールミュージアムの見どころは
『六甲オルゴールミュージアム』の見どころは、なんと言っても様々なタイプのオルゴール&その仕組みが分かる展示!
コンサート展示室にあるものは、実演も見られますよ♪
《コンサート展示室にてー①》
到着して間もなくコンサートの時間だったので、最初にホールにお邪魔しました♪
1回目の演目は、期間限定の企画「銀河鉄道の夜」。
ホール内がプラネタリウム仕様になり、星空の中でオルゴールの音色を味わうという、とても贅沢な内容でした。
オルゴールの優しい音色と「銀河鉄道の夜」の世界観は親和性が高く、すっかり夢見心地に・・・。ホールにこだまする倍音が、宇宙を漂っているような浮遊感を醸し出しています。
“オルゴール=癒し”というイメージが強かったのですが、このコンサートでは儚さ、寂しさも感じられました。素晴らしい企画だと思います!
《コンサート展示室にてー②》
コンサートでは、ホール内に展示されている大型のオルゴールが紹介されました!
さて、オルゴールというと、グロッケンやビブラフォンのような優しい音を想像しませんか?ここで紹介された大型オルゴールは、一味も二味も違います。
こちらはベルギーの自動演奏オルガン【デカップ・ダンス・オルガン “ケンペナー”】。
高さ4メートルを超え、主にダンス・ホールなどで愛用されていたそうです。一台で大迫力のフル・オーケストラを再現する、華やかなオルゴール。
レーザービームのようにパーン!と突き抜ける金管楽器の高音、お腹の底まで響く重低音・・・これがオルゴール!?と、ただただ驚きです。
装飾やライトアップも派手で、演奏だけでなく見た目でも私たちを楽しませてくれます♪
こちらはドイツ製の【フォノリスト・ヴィオリーナ】。
上部の扉の中に、3挺のヴァイオリンがありますね。そしてその周りに、金の輪があるのが分かりますか?実はこの輪、ヴァイオリンの弓になっているんです!
演奏が始まるとヴァイオリンが外側に傾いて弓に当たり、音を奏でるという仕組みになっています。ヴァイオリンがピョコピョコと動き、弓がくるくると回り・・・これもまた目でも楽しめるオルゴールです♪生演奏に負けず劣らずの艶のある音色でした。
ドイツの【ヴェルテ2型】。
先に紹介した2つと比べるとオーソドックスな見た目ですが、音色を聞いてびっくり!パイプオルガンでした。
フルー管・リード管が織りなす音色が再現され、そこに打楽器が加わります。「オーケストリオン」という2つ名があり、その名の通りオーケストラの代用として活躍したそうです。
こちらはオランダの【ハーヴェスト】という手回しオルガンです。広場のお祭りなどで親しまれてきたものだそうで、屋外でも遠くまで響き渡りそうな大迫力の演奏でした。
ハンドルは後ろにあるようです。シンバルが鳴る時、左の丸い小窓(?)からちらっと覗いているシンバルがしっかり振動していました^^
演奏だけでなく、見た目の華やかさにも惹かれますよね!今にも踊り出しそうな貴婦人2人、草原・雪原で遊ぶ子供たち。野外での演奏にぴったりです。
《第1〜3展示室》
通常の展示室には、家庭用サイズのオルゴールが多数展示されています。
こちらのベルがついたシリンダーオルゴールは、スイス製。しかし蓋の裏面を見ると、「二 ヒトツトヤー」「四 ヨサコイ」と日本語が!
このオルゴールには、江戸末期〜明治初期の日本の流行歌が収録されているようですね。
ぜんまい、シリンダーなどのオルゴールの部品を紹介した展示も。この金属類が集まって、あんなに温かみのある音を奏でるのかと思うと不思議です。
《中庭》
池を囲む中庭。ここでもオルゴールを楽しむことができます。
池畔のところどころに、ドールハウスのような木箱があります。紐がぶら下がっていて、これを引っ張るとオルゴールが流れるのです♪
小川のせせらぎとともに味わうオルゴールの音色。ちなみにこの木箱から流れる曲は、映画「魔女の宅急便」の挿入曲「海の見える街」でした。
曲目は木箱によってそれぞれ異なります。ぜひお試しあれ^^
六甲オルゴールミュージアムでランチも頂きました
『六甲オルゴールミュージアム』でのランチの様子をお届けします♪
会場は2F「シュトラウス・カフェ」。
オルゴールが流れ、木の温もりに包まれた明るいレストランです。
今回注文したのは、六甲のラクレットチーズ。濃厚で香ばしいチーズに、野菜やパン、ソーセージを絡めて食べます^^
具材も六甲産なのかな?とにかくどれもラクレットチーズと合います。特に酸味のあるライ麦パンとの相性が抜群でした!
熱々トロトロの状態はもちろん、少し時間を置いて固まったチーズもまた美味しいです^^
オルゴールミュージアムで体験!オルゴール作りました♪
『オルゴールミュージアム』では、オルゴール作りも体験できちゃいます!
向かうのは、1Fミュージアムショップ「時音(とおん)」の奥。ここで受付をし、予約時間に体験会場へ♪
好きな曲目を選び、組み立てキットをもらって作業台に着きます。
さて、こちらが組み立てキットです。
ここでの組み立て体験は、ズバリ「コームを固定する」作業です。
「えっ、それだけ?」と思うかもしれませんが、これがものすごく緻密な作業!かなり集中力が要りますよ。
シリンダー(右上の凸凹がついた筒)にコーム(右下の串のような部分)を当てることで音が鳴る仕組みなのですが、このコームの位置がちょっとでもズレると、綺麗な音が鳴りません。
横にズレると音楽がメチャクチャになってしまう。強く当たりすぎると雑音が入るし、弱すぎても音がしっかり鳴らない。斜めになると音にムラができる・・・。
自力でやり切るには「音を聴く」力も必要になります。
しかし、「それじゃあ私には無理・・・」と思わなくて大丈夫!スタッフの方がアドバイスを下さるので、安心して作業できます^^
組み立てが終わったら、カバーと飾りをつけて完成☆
私が選んだ曲目は映画「となりのトトロ」の挿入曲「風の通り道」。
曲のイメージで月と切り株のパーツを貼りました^^
現在このオルゴールは、眠る時のお供になっています。
まとめ
『六甲オルゴールミュージアム』の体験記は以上になります。旅の参考にはなったでしょうか?^^
尚、今回の体験記は2019年8月時点のものです。現在オルゴールミュージアムは『ROKKO 森の音ミュージアム』としてリニューアルされています。
今回紹介したオルゴールの展示は継続しつつ、音と自然をテーマにし、「SIKIガーデン」にて野外レストラン・コンサートなどが行われている模様!
いつかバージョンアップしたミュージアムにも行ってみたいです^^