今回は、なんと複数回高額当せんが当たった経験のある男性のお話です。
(saigoさん 男性 60代 鹿児島県在住 無職)
宝くじ高額当選換金体験談、複数回当たった最初の話
私がまず一番最初に宝くじに高額当選したのは、
今から約45年前の、若かりし学生時代のことです。
当時、私は、横浜と横須賀の境にある、京浜急行追浜駅を通学に利用しており、
その駅前の宝くじ売り場で購入しました。
昭和50年ごろは、当選金額が億単位のジャンボ宝くじはなく、
一等賞金一千万円に前後賞が付き二千万円が最高の時代でした。
それでも当然のごとく、一攫千金を狙い連番で10枚購入しました。
今でこそ、会社で複数人で共同購入とかも良く聞きますがその当時は、
複数人で購入というケースは、あまりなく一人で購入しました。
濡れ手に粟の大明神を狙う人が大多数だったと記憶しております。
宝くじを購入しようと思ったきっかけは、大学生のころでしたので、一等賞を当て、四輪駆動のアウディクワトロを買ってスキーに行くとか、BMWに乗って海に行くような浅はかな夢を持って宝くじを購入しました。
宝くじが高額当選!不幸と表裏一体だった話
そんな感じで宝くじを購入しまして、当たった金額は
10万円です。
ちなみにこの金額がのちに、あと2回当たることになります。
当選がわかったときの様子といえば、45年前に大学生で二十歳の時でした。
当時の大学生にとっての10万円は、大金で、大はしゃぎしました。
自宅で、新聞の朝刊で宝くじの当選発表欄を見ていたところ、組番号が外れていたので、
「あ~、一千万円だめかー」とあきらめかけました。
ですが、なんと一等と同じ番号が並んでいるではありませんか、
何回、見直しても同じでした。
夕方だったので、
「おかあさーーーん!!」大きな声で叫び、
一緒に新聞を確認しました。
しかし、母の反応は「ほんとだねー」
くらいの軽いものでした。
そおっか、大人にとって10万円は大した額ではないのかと思いました。
嬉しくて、家族、友達にしゃべったところ、あっという間に大学の同級生全員が知るところとなり、急に友達が増えました。
「宝くじ当たったんだってー」「飲みに行こうぜ」「お昼ご飯食べに行こう!」等々、結局のところ「おごってくれ!」ということです。
また、当時、運転免許取りたての若葉マークのドライバーだったのですが、宝くじ当選の翌日、ブレーキを踏むのが遅れ、軽い追突事故を起こしてしまいました。
いわゆる「おかまを掘る」と言う事故です。
よっぽど、浮かれていたのか。
まだ購入して間もない実家の車の全面が大きくへこみ、
新車⇒事故車になってしまいました。
当時の自動車保険の免責額は1万円でしたが、
先方へのお詫びを含め、少なくない出費になりました。
さらに数日後には、母が、盲腸で入院するという
アクシデントもありました。
45年たった今思うに、好事魔多し、
幸運と災いは表裏一体、
まさにそのまま、厄払いが必要だったかなと思っておりますが、
弱冠二十歳の若者にそのような機転も
知恵もなかったと思っております。
宝くじ高額当選の換金体験談&その後複数回高額当せん!
宝くじを換金するまでどこにしまっておいたかと言いますと、
銀行の通帳や印鑑などを保管する箪笥の一番奥に保管しました。
そして、毎日のように無くなっていないか、消え去っていないか、
ドキドキしながら確認しておりました。
それで、宝くじを換金した時のことですが、
当時、10万円以上の換金は、第一勧銀の店舗内窓口になっておりましたので、
自宅から一番近い、京浜急行の第一勧銀行追浜支店で換金しました。
当時、二十歳の私は心臓バクバクで、
銀行の女子行員が座る窓口に向かいました。
しかし、女子行員の方は、淡々と「ただの日常業務よ」という様子で、
「おめでとうございます」と支払いを進めるだけでした。
ガッカリするとともに、
拍子抜けしたことを覚えております。
まあ、銀行員にとっては、
珍しくもなんともないことなんだろうなーと感じました。
宝くじの当選金の使いみちですが、
45年前の貧乏学生にとっては、実現可能な目標として、
アルバイトでコツコツと貯金し
オーディオセットを買うことがありました。
2番目は、遥かに高い目標となりますが、
人気のスポーツタイプの車を買って、
海やスキーに行くことでした。
私の場合は、宝くじの当選金額が10万円でしたので、
オーディに詳しい友達を誘い、
性懲りもなく、追突事故を起こした車で、横須賀から秋葉原まで行きオーディオ一式を購入しました。
それと、この友達にお礼として、居酒屋で一杯御馳走して全て、遣いきりました。
思い出したくもないですが、交通事故の後処理に使った費用も含みます。
宝くじが高額当せんしてみての正直な感想は、
二十歳の学生の頃は、すごく大金で興奮しました。
その後、サラリーマンになり、
30才台と50才台にも10万円が当たりましたが、
既に生活も安定しており、
「あ~また当たった-」
ぐらいの感想でした。
但し、一回目の当選で友達が群がってきたことがトラウマになり、
2回目と3回目は、
人知れず「むふふ」と喜んでいました。
ほとぼりが冷めたころ、
職場などで宝くじの話題になった時には、
「実は、僕は10万円の宝くじに○○回当たったんだぜ」
と自慢していました。
もしもあなたがこれから宝くじを買うのであれば、
ほんのちょっとでも、
心にとめておいてほしいことがあります。
私は、宝くじは10万円が3回当選しておりますが、
45年間、欠かさず年に数回買い続けています。
(今は、ジャンボ宝くじ専門)。
トータルでは、マイナスだと思いますが、
やはり、買い続け、高額を狙うことが「宝くじ」の醍醐味、楽しみだと思います。
当選発表を見るときだけではなく、
宝くじが当たったことを想像し、
「豪邸に高級車、クルーザー」などと思い描くことも楽しいです。