小中学校の勉強で習った、
源氏物語に出てくるお餅の、亥の子餅です。
亥の子餅とはどんなお餅なのか、身近なお餅ではありません。
お餅と名前が付くからには、お菓子ではないか、
くらいの予想しかできないと思います。
今回は、亥の子餅について詳しく
ご紹介していきたいと思います。
亥の子餅ってどんなお菓子?
とらやで買った亥の子餅はこうだった!
亥の子餅は、現代でも買うことができます。
有名な場所ですと、
「とらや」という和菓子店で購入することができます。
とらやは、室町時代に京都で創業された、
歴史のある超老舗です。
現在では、東京などにも進出していますが、
やはり和菓子といえば京都ですね。
とらやでは、現在でも亥の子餅を販売しています。
どのような餅かというと、
きなこと干し柿、そしてゴマを練りこんだ生地に、
あんこを包んだものが亥の子餅です。
味としては、とてもおいしく、和菓子としての
優しい味わいがありながらも、
干し柿やゴマのアクセントが効いていて、
とてもおいしいです。
こんなにおいしい和菓子が、昔からあったのだと思うと、
なんだか感慨深いです。
私も亥の子餅は好きで、スーパーなどでは売っていませんが、
和菓子屋さんがあれば買って帰るようにしています。
名前は知っているけれど、
食べたことがない方も多いと思いますので、
見つけたら、ぜひ一度食べてみてください。
亥の子餅は、京都の和菓子屋で売っている!
有名な和菓子だった!
最近では、洋菓子を食べるのが定番になってきたので、
亥の子餅に限らず、和菓子を食べない方も多くなり、
亥の子餅を知らない方も多いと思います。
実は、亥の子餅は大切な行事に使われるお餅で、
有名なお餅でもあります。
亥の子餅は、茶室の炉を開く際に食べる
習慣があります。
今でもその風習を守っているお家では、
寒くなってこたつを出すときに、亥の子餅を食べる
習慣があります。
普通の餅以上に、大切に扱われているお餅です。
亥の子餅を食べれば、火事にならないと言い伝えられていて、
こたつを出すときに食べることから、冬が来たこと告げる
お菓子でもありました。
これからこたつを出す方は、亥の子餅を食べる習慣を
作っても、いいかもしれませんね。
まとめ
現代の人は、あまり和菓子を食べないので、
亥の子餅に親しみがありませんが、
大切な和菓子の一つでした。
寒くなる季節には、亥の子餅を食べて冬を感じるのも、
季節感があって素敵ですので、ぜひやってみてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。