お買い得だったから12個パックで買った卵。
あれ!賞味期限切れてる・・・
まだ4個もあるのに。
勿体無いけど捨てるしかないよね・・・
ちょっと待った!!
その卵、まだ食べられます!
卵って、野菜のように
まだ大丈夫なのかの見分け方も分からないし、
期限切れになったら食べない方が
良いイメージありますよね。
そんな不思議が多い卵ですが、
実は期限が過ぎても、
条件によっては食べる事が出来ます。
それは、
生で食べる場合は、賞味期限を過ぎたらNG
正しく保存してあり、完全に火を通して食べるなら
1週間くらいは過ぎても大丈夫
なんです。
そして安全に食べれるかの見分け方は、
- 殻を割るとアンモニア臭のような異臭がする
- 黄身が殻を割っただけでも崩れてしまう
- 白身と黄身が混ざってしまう
です。
せっかく買った卵たちが
日の目を見ないまま、暗いゴミ箱へ・・・
なんて事がないように、
賞味期限が切れてしまっても加熱して
美味しく全部食べてあげましょう♪
卵の賞味期限に隠された意外な条件と常温保存の落とし穴!
卵の賞味期限といえば約2週間ほどが多いですね。
買う時は「2週間もあれば使い切るかな」と、
つい多く入っているパックを買ってしまいます。
しかしなぜか、
「いつもある安心感」で意外と使わなかったりして、
気づいたら賞味期限が切れている事もしばしば・・・
2週間って、
長いようで意外と短いですよね。
ですが、この「パックに記載されている賞味期限」。
実は、「生で安全に食べられる期限」
だったってご存知でしたか?
パックの期限は、食品衛生法施行規則の改定により、
平成11年に賞味期限が義務化されましたが、
その際に、卵で食中毒になる原因の
「サルモネラ菌」が、繁殖されない期間として
制定されたものなのです。
このサルモネラ菌は賞味期限(約2週間)を
過ぎてしまうと繁殖しだしてしまう恐れがあるため、
「生で食べる」のならパックにある通りの
賞味期限を過ぎたらNGです。
しかし、サルモネラ菌は熱に弱く、
一定時間の加熱により菌が死滅するので、
(70℃で1分以上、他の食材と混ぜて使うなら75℃で1分以上)
火を通せば賞味期限が過ぎても
卵を食べて問題ありません。
70℃で1分以上の加熱方法は、
基本的な卵料理であればクリアできています。
ただ、半熟の煮玉子や半熟オムライスを作りたい時は、
中に火が通らないため使うのは避けましょう。
あくまでも、
「生の部分がない状態なら食べられる」のです。
同じ日に買った卵が大量に余っている時は、
オムレツやシフォンケーキなどの
1回の料理で大量に消費できるレシピを選ぶと
なお良いですね。
いるだけで安心感を与えてくれる卵は、
人間と同じで、いなくなってから
その大事さに気付きます。笑
そう、「ないとないで困る」んですよね。
だから賞味期限が切れても
加熱すれば食べられるなんて、
かなりありがたい話です。
ここで、注意したい事があります。
それは「保存方法」です。
いくつか条件がありますので
気をつけましょう!
殻にヒビのない状態で保存する
卵は殻が付いているから無菌状態が保てています。
殻にヒビなどが入ってしまうと、
そこから菌が侵入・増殖してしまいます。
サルモネラ菌は、5℃くらいの温度でも
繁殖する可能性があるため、
冷蔵庫で保管していたとしても
殻にヒビが入っているものは
使わないようにしましょう。
落としたりしてしまっていたら危険ゾーンですよ!
調理は直前にする
他の食材ではよく、
「賞味期限が近づいているから、
火を入れて調理し持ちを長くする」
方法がありますが、
卵には逆効果となってしまいます。
卵には「リゾチーム」という、
菌の繁殖を防ぐ効果のある
酵素が含まれているのですが、
このリゾチームは熱を加えると、
菌への働きが弱まってしまうのため、
繁殖して腐りやすくなってしまいます。
卵は殻のままで保存しておいて、
賞味期限が過ぎてしまったら
調理は食べる直前にするようにしましょう!
10℃以下での保存がより長期保存できる
温度は常温保存でも冬場は問題ありませんが、
サルモネラ菌の発育温度は10℃以上、
特に20℃以上になってしまうと
よく増殖すると言われています。
冷蔵庫など、常に涼しい所で
保存しておくのがオススメです。
水気はよく取ってから保存
卵の殻には目に見えない
無数の小さな穴が空いています。
殻に水気があるとその小さな穴から
菌が繁殖してしまい、
中に入ってしまう恐れもあるので
注意してください。
この条件をちゃんと満たしていれば
なんと、約1ヶ月は加熱をして
食べる事が出来るのです!
(パックされてから1ヶ月なので、
賞味期限が切れてからだと約2週間ほど)
今まで使いきれず
捨ててしまっていたアナタも、
これなら最後まで捨てる事なく卵を使えますよね♪
卵の賞味期限が切れた…捨てる際の目安を知って食中毒を回避!
いくら熱を入れたら食べられるとはいえ、
さすがに買って1ヶ月の卵を口にするのは
「確実に安全」とは言い切れません。
長くても賞味期限が来てから1週間くらいを
目安にしておくと良いでしょう。
また、1週間以内であったとしても
保存方法がちゃんとしていなかったりすると
サルモネラ菌は繁殖されてしまっています。
このサルモネラ菌での食中毒の主な症状は、
嘔吐や下痢、腹痛に高熱などが現れます。
発症は口に含んでから4~48時間程度です。
これを聞くと、
「きちんと保存出来るか不安だから
やっぱり捨てようかな」
と思ってしまいますよね。
そんな時は、一度卵を割って
簡単な「まだ大丈夫かなチェック」をしてみましょう!
- 殻を割るとアンモニア臭のような異臭がする
- 黄身が殻を割っただけでも崩れてしまう
- 白身と黄身が混ざってしまう
こちらに一つでも当てはまる場合は、
卵が「腐っている」「古くなっている」
可能性が高いです。
使うのはやめましょう。
腐ってからでは加熱しても意味はありません。
賞味期限が切れてしまった時点で、
必ず割って確認してから
使うか判断しましょうね!
このような現象が無いようであれば
加熱し美味しく食べられますのでご安心を♪
まとめ
一番は、
賞味期限内に使い切る事ですが
四六時中卵の事だけを
考えている訳にもいきませんよね。
「あ、賞味期限切れちゃってる」と
気づいた時点でまず、
1週間が経過していないかをチェック。
大丈夫であれば
殻が割れていないか確認して、
今週の献立に卵をプラスしてあげましょう。
調理する時に卵を割って
悪臭や、黄身が崩れる感じが無ければ
問題ありません。
卵は栄養価の高い食べ物ですので、
賞味期限が切れてしまっても
捨ててしまう前に、
少しのチェックで
美味しく使い切ってあげたいですね♪