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今回紹介するのは、日本屈指の夜景スポットとして知られる長崎県長崎市の『稲佐山』です。

 

ロープウェイで山頂まで登り、ディナーを味わいながら夕暮れを待ち、「1000万ドルの夜景」を目に焼き付け・・・当記事は、そんな旅の記録となっています♪

 

稲佐山山頂には駐車場もありますが、パノラマを楽しみながらロープウェイorスロープカーに乗るのもおすすめです。ロープウェイに乗る人は「淵神社駅」を、スロープカーの人は「稲佐山中腹駅」を利用してください。

 

それではどうぞ!

 

稲佐山のロープウェイでイッキに山頂まで!

稲佐山山頂まで、私は「長崎ロープウェイ」で連れて行ってもらいました♪

 

ロープウェイに乗れば淵神社駅〜稲佐山駅までの約5分間、ゴンドラ内で流れる「長崎夜曲(作曲:葉加瀬太郎氏)」を聴きながら、空中散歩を楽しむことができます。

ゴンドラはガラス張りです。小さくなっていく長崎の街を見下ろしながら登っていると、胸が膨らんできます。

ちなみにゴンドラは有名デザイナーの奥山清行氏が設計を手掛けたとのこと。稲佐山でのロマンチックなひと時を演出するに相応しい、瀟洒(しょうしゃ)なデザインとなっています♪

 

肝心のゴンドラですが、景色に夢中で撮影するのを失念してしまいました!悪しからず・・・^^;

ロープウェイを降りて、展望台まで少し歩きます。山頂駅〜展望台ロードがまた素晴らしいので、こちらは後ほど紹介しますね。

 

ちなみにもう一方の手段・スロープカーは8分かけてゆっくり進みます。よりたっぷり景色を楽しみたい人には、こちらもおすすめ!いずれも15〜20分間隔で運行しております。

ちなみに、ロープウェイの往復料金は大人1人¥1250です。

 

 

稲佐山のディナーでおすすめなのは

稲佐山で夜景を見る人には、ここのレストランでのディナーもおすすめです♪

 

その名も『稲佐山レストランITADAKI』。

17時から22時(21時半ラスト・オーダー)まで営業している展望レストランで、ちょっぴりリッチなディナーが楽しめます。

 

私が注文したのは、「稲佐山トルコライスコース」(¥3800)。

オードブルは日替わりのようです。この日はチーズの効いたドレッシング+濃厚なハム+新鮮野菜のサラダでした。

 

お次は「季節のスープ」と「バケット」。スープは牡蠣の入ったクラムチャウダーです♪牡蠣の旨み&甘みが染み渡る逸品ですが、夢中になってしまったが故、またまた写真を撮り損ねてしまいました(笑)

メインは「稲佐山トルコライス」。

トルコライスといえば長崎を代表するB級グルメですが、ここのトルコライスは高級感に溢れています。

 

繊細なパリパリ衣&プリプリのエビフライ

芯を感じる本格的なチーズリゾット

肉汁とデミグラスソースの味わいが深いハンバーグ

甘酸っぱいトマトのソースが絡んだパスタ

以上主役級のメニューを中和させる、爽やかなラタトゥイユ

 

取り合わせは「THE・トルコライス」なのですが、一つ一つが洗練された味。どれも主張の強いもののはずなのに、全くくどくなくてペロリと食べてしまいました。

「本日のデザート」は、カシスのソースがかかったチョコレートケーキ&ベリー系のプチケーキでした。ボリュームのあるトルコライスの後だったので、フルーティーなデザートは嬉しい!これならもっと食べられそうです(笑)

日が暮れるまで時間があったので、ノンアルカクテル「ネプチューン」も追加で注文!海王星のような、鮮やかな青が美しいカクテルでした。

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ちなみに私が案内されたのは、窓際のカウンター席。海へ沈んでいく太陽と、五島列島(かな?)を眺めながらのディナータイムです。

夕日に包まれていく長崎の街。1月なので光も弱く、そこがまたノスタルジアを感じさせます。忘れられないひとときとなりました。

 

稲佐山の見どころや楽しみ方とは?

稲佐山の見どころと言えば、やはり「1000万ドルの夜景」ではないでしょうか!長崎の夜景は上海・モナコと並んで「世界新三大夜景」と称されています。

1月下旬の18時頃、展望台から観た長崎の町。「すり鉢」に例えられる、丘陵に囲まれた特徴的な地形が、明るい時間帯だとよく分かります。

 

関東勢の私は、「1月の18時頃ならもう真っ暗でしょ!」という感覚だったので、この明るさはちょっと意外でした。

 

でも考えてみたら、長崎県は九州の中でも西端にあるのだから、そりゃ日没もゆっくりですよね・・・ちょっと盲点でした^^

 

日暮まで待っていると、この時期は寒さが骨身に染みるので、その辺りを計算に入れておくべきだったなぁ〜と思いつつ、

夕日が沈んでいく東シナ海が、夜景に負けず劣らずの美しさだったので、やっぱり早めに来て良かった♪と納得^^

徐々に街の灯りが目立ち始めてきました。

 

18時20分。街の方が明るくなってきましたよ!

18時25分。待ちに待った、「1000万ドルの夜景」です。冬の澄んだ空気の中、街の灯りが真っ直ぐここまで届いてくるようでした。

 

出島、大浦天主堂、浦上天主堂、長崎原爆資料館、平和公園・・・。長崎って、多くの歴史的場面に遭遇した街なんですよね。

 

たくさんの人が人が生まれ、行き交い、亡くなり。今はその大地の上で、人々の生活によって生み出される光がキラキラ輝いています。この光は、そこで人が生きている証なんですよね。そう思うと、なんだか泣けてきました。

 

余談ですが、ここで写真を撮り合ったフランス人の女性と、なんと翌日、原爆資料館で再会!稲佐山の夜景が繋いでくれた縁に、嬉しくなりました^^

帰り道は、ライトアップされた稲佐山電波塔にも目を奪われました。季節ごとに色が変わるそうで、12〜2月の冬季は赤。日にちや時間によっては、特別演出もあるらしいです。

 

長崎市内のあらゆる所から見られるこの電波塔、遠くから見てもインパクトがありますが、足元から見上げると壮観でした。

展望台〜ロープウェイ乗り場までの歩道が、帰りには様変わりしていてびっくり!暗くなるとエレクトリックな光の粒が、屋根を走り抜けて行きます!

 

1000万ドルの夜景を見終えて、「さぁ下山しよう」という時にもう一度夢見心地にさせてくれるこの演出。そしてロープウェイに乗ると、再び流れる「長崎夜曲」。最後の最後まで、稲佐山は私たちを楽しませてくれます^^

 

まとめ

当記事は以上ですが、ここで語り尽くせなかった魅力がまだまだある!それが『稲佐山』です。

 

夕焼けに染まる海も、光り輝く街も、本当に美しい。しかし、ただそれだけではありませんでした。

 

1945年8月、長崎の街はきっと真っ暗だったと思います。それが現在は、生活の光でこんなに明るく輝いてる・・・。そう思うとこの景色は「夜景」としてだけではなく、様々な歴史の困難を乗り越えてきた長崎の象徴のようにも思えました。

 

『稲佐山』に訪れて、長崎の街も、トルコライスも、長崎夜曲も大好きになった私!

 

皆さんにもぜひ、足を運んでいただきたい場所です。きっと、何年経っても忘れられない旅になると思います^^

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