子供の寝かしつけスタイルは、家庭によって色々違うかと思います。
絵本を読むだけでコテンと寝る子、トントン叩いてあげないと眠れない子…。
中にはママやパパの腕枕でないと寝ない子もいるとか!
最初は甘えん坊な姿が可愛いなと思っていたけれど、
腕が痛いし、夏は暑いし、正直困っちゃいますよね。
腕枕が好きな理由を探って、何か解決方法がないか考えてみましょう。
胎児の頃の名残り?
ママが妊娠中に胎児の心音を聞いてみようと市販の聴診器を当てて見たら、
ママ自身の心音と胎児の心音を聞き取り間違えた…なんて話を聞いたことはありませんか?
よく言われている通り、まだお腹にいる赤ちゃんも、耳がよく聞こえています。
お腹の外の音は曖昧に、そしてママの脈拍のリズムは鮮明に聞こえています。
生まれてから1歳くらいまでの体が小さな頃は、
親やおじいさんおばあさんのお腹の上で、
抱っこされたまま寝付いてしまうことが良くあるのは、
抱っこしてくれている人の心音を聞いているうちにすっかりリラックスしてしまうから…
という話を聞いたことがあります。
規則正しくトクントクンと聞こえる脈拍の音は、
赤ちゃんにとって聞き慣れた大好きな音なのです。
腕枕が好きなお子さんは、
腕の温かさや脈の音に安らぎを感じるからなのではないでしょうか。
分身の術に挑戦!
授乳中に寝落ちした赤ちゃんを無事にお布団に寝かす、
大変困難なミッションを経験したことがあるママはたくさんいるかと思います。
私は毎回、腕や足と同じくらいの厚みのクッションや布団にそれとなく子供の体を移し、
少しずつ少しずつ体を離すようにして、
やっと体を離すことに成功していました。
クッションに私の役をしてもらったのです。
たまに着ている服を脱ぎながら体だけ離脱したので、
まさに動物の脱皮や、忍者の分身の術のような状態でした。
また、私の服がそばにあったまま寝ているときは不思議と良く寝てくれたことが多く、
匂いや感触さえそばにあれば安心するのかな?などと思いました。
腕枕からの離脱も同様に、分身の術を活かせないでしょうか?
脱・腕枕作戦
「ねんねしている○ちゃんはポカポカになるから、
ママの腕は汗でびしょびしょになっちゃうの。腕にタオルをしてもいい?」と言って、
子供と腕の間にタオルやタオルケットを
挟むことに成功すればこっちのものです。
言い聞かせたことがわかる年齢の場合はより簡単です。
薄いタオルであれば、ママの脈拍や温もりは変わらず伝わります。
何より腕からドスンと落とされて目を覚ますことがないよう、
布の力を頼りにソフトランディングさせることが可能なのです。
最初は寝付くまでタオルを挟んだ状態で腕枕をし、
腕だけ離脱させます。
その後、タオルを巻いた枕やママの服などに移行して腕枕はせず、
添い寝だけ続行します。
最終的に、何かお気に入りのアイテムさえあれば、添い寝も要らないようになるでしょう。
腕枕が欠かせないお子さんは、ひときわ甘えん坊さんなのかもしれません。
段階的に“腕枕はしていなくても、
ママは寝ている時も側にいる”ということをよく納得してもらい、
安心して眠れるようになるといいですね!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。