赤ちゃんのお世話や家事に追われて忙しい毎日。
家の中だから、慣れている場所だから、
ちょっと家事を片づけている間に
少しくらい遊ばせていても大丈夫だろう。
うちの子に限ってまさかそんなことはしないだろう。
忙しさに追われていると、そんな気持ちに
なってしまうこともありますよね。
私もそういう時がありました。
でもちょっと待って!
その気の緩みが実はとても危険なんです。
子どもは急にぐんと成長することがあります。
昨日まで興味がなかったものを今日、
急に触りだしたりします。
触ってほしくないものや危ないものは
全て子供の手の届かない場所にしまっい、
なおかつ、子供の視線になって
常に部屋を片付けるようにしましょう。
実際に私が失敗した例を元に
説明していきますね。
子どもの成長は悲劇を招く!?子育て中の失敗は後悔ばかり…
子どもの成長は大人が思っているより
変則的で、急に伸びることがあります。
そのため、子どもの行動範囲に
危険なものがないか、よく確認して
手の届かないところにしまうことが大切です。
お恥ずかしい話ですが、私は自分の気の緩みから
息子にケガをさせてしまったことがあります。
ある日の昼食後のことでした。
いつものようにしっかりとご飯を食べた息子。
食事用のイスから降りて、
おもちゃへと向かって行きました。
めずらしくゴキゲンで一人遊びを
してくれていたので、私は皿洗いと
夕食の下準備をしてしまうことにしました。
そして台所に立つこと数分・・・
カチャッカチャッという音が
リビングから聞こえてきました。
私はまたイタズラしてるなと思い、
息子が遊んでいるリビングへ向かいました。
すると、そこにはお風呂あがりグッズの箱を
開けて遊ぶ息子の姿が。
そして「それはダメだよ」と声をかけた瞬間、
私は目を疑う光景を見たのです。
それは、爪切り用ハサミを握っている息子でした。
もちろん、握っているのは刃の部分。
私は急いで息子に駆け寄り、手を開かせて
ハサミを取りました。
ですが、時すでに遅し。
息子の小さな人差し指にはうっすらとした
切り傷ができてしまったのです。
どうしよう!血が出てる!
初めての傷に私もパニックでした。
とにかく止血と消毒をしなければと思い、
手を広げさせて傷にマキロンをかけようとしました。
でも息子も同じくパニック!
必死に私の手を振り払い、逃げようと
泣きながら暴れていました。
そりゃそうですよね。
息子にしてみれば、ちょっと興味があった
薬箱を開けてハサミを掴んだら、
切り傷ができるわ、ママに怒られるわ。
さんざんですし、きっとすごく
怖かったことでしょう。
その後、暴れる息子を抑えてなんとか
消毒を終えて絆創膏を貼りました。
泣き疲れてお昼寝に突入した息子の姿を見て、
自分の至らなさを後悔しました。
いつもお風呂グッズの箱は、
爪切り用ハサミの他に綿棒や
肌の塗り薬などを入れて、
リビングのカラーボックスに置いていました。
でも、私は
息子がそれに興味を示したことが全くなかったので、
触ることはないだろうとたかをくくっていたのです。
よくよく考えてみれば、ハサミだけでなく
綿棒だって間違って目に刺さってしまえば大惨事。
塗り薬だって口に入れない保証はありませんよね。
その日、お昼寝から起きた息子が、
不思議そうに人差し指の絆創膏を
見つめる姿を見て、私は何度も息子に
「ごめんね」と謝りました。
子どもの目線で見てみよう!自分の失敗で後悔しないために…
幸い今回の傷は浅く、血もすぐに止まりました。
でも、いつまたこのような事件が
起こるか分かりません。
そこで私は、もう一度家じゅうを
点検してみることにしました。
今息子の興味がなくても、
触ってほしくないものや危険なものは、
全て高い棚や鍵のかけられる場所に
しまっておきました。
ちょっとしたチラシやビニール袋なども
手の届かない場所へまとめました。
不安なものを全てしまってみると、
部屋や廊下はとてもスッキリ。
最後に息子の目線の高さに合わせて
見渡してみても、以前よりとても
歩きやすそうでした。
片づけをしてから息子と部屋で遊ぶ時や
家の中を移動する時、私は前ほど
息子を叱らなくなりました。
手の届くところに触ってほしくないものがないからです。
子どものいる家とは
本来こうあるべきなんでしょうね。
以前、育児の先輩の母や祖母から
「子どもは昨日できなかった事が
急に今日できるようになるからね。
お母さんは先回りして考えて行動することが大切よ」
と言われていました。
それはこういうことだったんですね。
もっと早くに気付くべきでした。
まとめ
子どもは大人の予想もつかない行動を
取ることがあります。
誰だって、子どもを守る立場であれば、
ケガなんて絶対させたくないですよね。
そのためには、当たり前のことですが
常日頃の子どもへの
声かけや先回りした整理整頓が大切です。
子どもはよく大人を見ています。
今ならパパやママが見ていないから、
ちょっとくらいあれをいじってもいいかな?
なんて思っているかもしれません。
だから、大人が目を離した時に
事故やケガが起こりやすいのです。
私もこのケガ以降、息子から離れる時は、
「大丈夫?」「もうすぐそっちに行くからね」と
ちょこちょこ声をかけるようにしています。
自分の不注意で子どもにケガをさせてしまった
という話は、母として恥ずかしい限りで、
お話するかとても迷いました。
でも、この話をあなたと共有して、
少しでも子どもの事故やケガが減ることに
繋がればと願っています。
子どもの痛々しい姿は見たくないですよね。
お互いに気をつけていきましょう!